金 連休中方向感出ず

 おはようございます。

国内4連休の間の週末、米株式は予想を上回る米企業の好決算を受けて上伸。NYダウは過去最高値を更新して23日終値は35061.55ドル。ナスダック、S＆P500株価指数も軒並み過去最高値を更新しています。米長期金利は株式相場の堅調さから上昇していますが、今週の米FOMCを控えた慎重な値動きとなっています。今後は米政府の大型経済対策の効果が薄れ景気回復ペースは鈍化される見通しなっており、インフレの動向や新型コロナ変異株の感染拡大などが懸念材料になってくるとみられます。

【NY金　日足】

連休中のNY金価格は1800ドルは維持しつつも上値も重い展開でした。米長期金利は1.2％台後半での推移。22日の米失業保険申請件数は予想を上回る41.9万件となり雇用回復ペースが低下した内容となりましたが影響は限定的だったようです。今週の米FOMCに注目が集まる中、総取組高は再び増加しており516,507枚（7/22現在）。23日週末に発表された20日現在（終値1811.4ドル）のCFTC建玉明細はロング277,312枚（前週比+1,769枚）、ショート81,340枚（同-3,367枚）で差引きネット195,972枚のロング（同+5,136枚）拡大となっています。7月に入ってから3週連続のロング拡大ですが数字上大きな変化とは言えず方向感を探っている様子です。

 

【NY白金　日足】

国内連休中、米株式上昇の勢いに乗じて堅調となっていましたが、節目の1100ドル手前で反落し、200日移動平均線を回復できず。国内もコア4000～3800円レンジの下限での推移。南アの政策金利は据え置きされましたが、南ア通貨ランドは対ドルで軟調推移の動きとなっており白金の上値を押さえています。3800円割れで踏ん張り切れるか…。

 

 

 

 

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