金 金利上昇を嫌気

おはようございます。

米株式は続落。米長期金利の上昇でハイテク株中心に売り込まれた様子。またISM非製造業景況指数やADP全米雇用報告では市場予想を下回る材料となり弱材料。NYダウは前日比121.43ドル安の31270.09ドル。ナスダックは前日比361.04ﾎﾟｲﾝﾄ安の12997.75、S&P500種株価指数は前日比50.57ﾎﾟｲﾝﾄ安の3819.72。金利上昇を嫌っての動きですが、今月は四半期毎の米メジャーSQ を迎える月となり、SQ絡みの調整の動きがあるのかもしれません。

【金標準先物　日足】

昨晩は欧州時間での欧州債の金利上昇で反落。NY時間からも金利上昇ハイテク株売りの動きが強まり一時1700ドルを下回る1699.4ドル（00:44）まで下落し直近安値を更新。国内夜間立ち合いでは5872円（00:44）が安値で3/2日中につけた直近安値5864円にはわずかに届かず。NY1700ドル割れではすぐに切り返していることから下値抵抗が強い印象。ただ強い反発をみせるには金利上昇観測を後退させる米当局の姿勢が必要かもしれません。昨晩ECB関係者からの長期金利上昇に対する言及は見受けられましたが、米連銀総裁ら下の発言では早期のテーパリングについては否定的な発言はあるものの長期金利上昇を牽制する内容はみられず。今晩オンライン討論会での米パウエルFRB議長の発言が注目されます。

 

【白金標準先物　日足】

NY市場では貴金属全体が下落する中で一番下げ幅を大きくしています。NYでは1165.8ドルまで安値をつけ、直近安値1170.4ドル（2/26）を下抜け安値更新。今朝もさらに下げ1160.0ドル（8:39）をつけています。国内は4006円（9:02）まで下げ2/10以来の4000円割れに迫ります。日足チャートでの新値足陰転ラインが4040円。米金利上昇によるドル高は株安、また新興国通貨安を招く恐れもあり、もう一段の調整安を警戒。調整の下げ余地は先行して下げてきた「金」よりも大きくなる可能性がありそうです。

 

 

 

 

 

 

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