前日のＦＯＭＣ声明の余波は欧州市場にも反映しドル高基調が続きました。ＦＲＢが発表した保有資産の縮小については任期中に道筋をつけたいイエレン議長の意向も感じられますが、いずれは着手しなければならないことであり発表がサプライズ的ではありましたが市場は「来たか！」と言った反応。米経済指標は鈍化してきており果たしてできるのかという意見も見受けられますが市場の反応は一応ドル金利上昇のドル高。
米株式は小反落。ＮＹダウは前日比14.66ドル安の21359.90ドル。金融政策への警戒感はありますが、それよりも成長が鈍化している点が懸念されているのかもしれません。ドル円は今朝方111円台をつけドル高円安基調。本日日銀金融政策決定会合を終え、政策発表を控えています。米長期金利は上昇し、米10年国債利回りは2.17％。
ＦＥＤウォッチは9月利上げ予想が12.8％に低下 、12月まででは38.5％と横ばい。
【ＮＹ金 日足】
中心線も下回りＲＳＩも50％割れで基調はまだ下向き。ＳＰＤＲ金ＥＴＦ残高は6/15現在853.68トンで前日比-1.19トン。ドル金利がわずかに上昇しており上値が抑えられます。1,250ドル以下の100日線・200日線をいじできるかどうか・・・。予想レンジは1,280～1,245ドル。
【東京金 日足】
昨日は取組が大きく変化しています。フロアもそうでしたが、ＴＯＣＯＭのカテゴリー別取組高でみても一般投資家は買い手口が多く売り越しから買い越しポジションに転換しています。4,500円売りの4,450円買いで非常に狭いレンジでの動きに。前日の出来高は56,924枚で今年一番の出来高。昨日の長大陰線を上回るか下回るかが目先のポイント。しかしムードはまだ弱い・・・。予想レンジは4,490～4,420円。
【東京白金 日足】
安値更新しては反発、上値は切り下がりまた安値を追うの繰り返し。上昇しても買い因果玉が上値を押さえ込んできますので明らかな下降トレンド入り。予想レンジは3,335～3,240円。
【東京ドバイ原油 日足】
ＮＹとともにまだ下落基調。目新しい材料出現はありませんが、今は売り材料に反応する市場環境のようです。予想レンジは33,000～31,300円。
【東京ゴム 日足】
今日で3日続伸。なべ底からの上昇に。
【東京とうもろこし 日足】
本日からシンポ7月限は発会。
米環境保護局（ＥＰＡ）が2018年の再生可能燃料の使用義務量を今週にも発表する見込み。トウモロコシが主原料の従来型のバイオ燃料については150億ガロンと据え置きの予想。
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