「金」1,280ドルを突破

おはようございます。

米株式は小幅下落。一部証券会社がアップルの投資判断を引き下げアップル株が売り先行の展開。NYダウは前日比22.25ドル安の21184.04ドル。前日の英テロ事件への反応は鈍かったようですが、今週はECB理事会、英総選挙、元FBI長官コミー氏の議会証言を控え様子見ムード。ドル円は110円半ばでややドル安円高気味か。ISM非製造業景況指数は56.9となり市場予想を下回っています。米長期金利は小幅に上昇。米10年国債利回りは2.18％。

FEDウォッチは6月利上げ予想93.5％、次の利上げ予想9月27.7％、12月41.8％。


【NY金　日足】

週末の米5月雇用統計を受けて1,280ドルまで上伸。遅行線も実線を越え目先の抵抗を突破しました。週明けは英テロ事件を受けて更に上伸。次の目安となるレベルは週間レポート、またセミナーで示した水準となります。週末増加したSPDR金ETF残高は6/5では変わらず。総取組高は6/2で再び46万枚台に増加しています。今週は6/8に材料が集中していますのでそこまで今での流れが続いていくかどうか・・・。予想レンジは1,295ドル～1,260ドル。


【東京金　日足】

前日GW前の高値4,533円（5/1）を突破し次の高値目標4,553円（3/2）を目指します。しかし、それよりもポイントとなる価格はレポート、セミナーで申し上げた通りです。昨日の気配をみてもそのことが窺えます。流れは上昇基調に変化はありません。東京市場の取組は減少傾向のまま・・・。予想レンジは4,555～4,515円。


【東京白金　日足】

 先週はNYでも925ドル台まで差し込む場面がありましたが米雇用統計後「金」の上伸とともに反発。しかしテクニカル的には「金」とは大きく環境が異なり一目均衡表の雲が上値を押さえ、遅行線はまだ実線を下回ったところでの動きです。現在「白金」は売り方優勢の展開であり当面買い方にはまだ厳しい動きが予想されます。下ブレ警戒。予想レンジは3,420～3,330円。


【東京ドバイ原油　日足】

サウジアラビア・エジプト・バーレーン・UAE・イエメンの5カ国がISの支援をしているということでカタールとの国交断絶を発表。わずかではありますが、カタールもOPEC加盟国であり協調減産に参加しているため、OPEC内で足並みが乱れるとの見方が広がっています。しかし、カタールには米軍基地もあり大きな対立となって供給不安につながる可能性は低いとの見方が強いようです。東京市場はドル安円高の影響もあるためNYで45ドル近くまで下げた場合にはあと1,500円程度の下げとなりますが、あっても所詮その程度か。予想レンジは36,000～33,500円。


【東京ゴム　日足】

 期近が潰れて軒並み下落。買う材料がありませんが、因果なもので一般投資家の買い越し手口はそのままになっています。


【東京とうもろこし　日足】

とうもろこし作柄は「優」「良」が68％で前週比3ポイント上昇。前年同期は75％となっています。昨年よりは低い水準ですが、先週から作柄改善でシカゴはレンジ内上限抜けず再び下値試しか・・・。

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