金 米GDP確報値4.9％に下方修正

おはようございます。

米株式は米早期利下げ観測が強まり再び上昇。米GDP確報値が前回の改定値5.2％から4.9％に下方修正、米個人消費も3.6％から3.1％に、PCEデフレータも2.3％から2.0％に下方修正され米早期利下げ観測が強まりました。新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数などの労働市場や景況感を示す経済指標も挙って低下し、来年3月にも利下げが開始される見方が強まりました。

【NY金　日足】

【金標準先物　日足】

NY金2月限は前日比3.6ドル高の2051.3ドル、時間外では2060ドル台に上昇してきており本日の国内OSE金標準先物10月限の価格を押し上げてきています。OSE金標準先物10月限は12:08現在前日比38円高の9396円。一昨日に日足新値足が陽転し12月に入ってからの急落から切り返しの兆しを見せ、昨日の下げが初押しのかたちとなり本日上昇しています。今晩発表されるインフレ指標の米11月PCEデフレータはインフレ鈍化が予想されており、早期利下げ観測を後押しする可能性が高そうです。FEDウォッチでは来年3月に利下げされる確率が71.3％となっており、更に利下げ観測が強まると12月初旬に噴き上げた2100ドルを目指す展開が予想されます。OSE金標準先物では9400～9600円レンジを回復させる展開が予想されます。

【NY白金　日足】

【白金標準先物　日足】

NY白金は6月以降、200日移動平均線を下回った水準での値動きでしたが、今月の上昇で200日移動平均線を上抜けてきました。国内OSE白金標準先物は7月以降の持ち合いレンジ内での値動きのままですが、NY白金が1000ドルを超える上昇となるとレンジ抜けの動きとなる可能性も否定はできません。あくまでレンジ相場となる展開を考えていますが、上抜けリスクにも警戒が必要か？

 

 

 

 

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