2023年11月20日月曜日

金 ドル円1ドル150円を割り込み円高ドル安

週末の米株式市場は手がかり材料難で薄商い。NYダウが前日比1.81ドル高の34947.28ドル、ナスダックが前日比11.809ポイント高の14125.481、S&P500は前日比5.78ポイント高の4514.02。ドルが利上げ打ち止め感から重たい展開になっており対主要通貨でドル安の動きが進んでいます。ドル円が1ドル149.68円、ユーロドルが1ユーロ1.0908。
本日は朝から日米金利差の縮小への観測を背景にドル安円高の展開。朝方149.50円付近だったドル円相場は正午を挟んで1ドル149円を割り込む円高ドル安となっています。「5・10日」のため午前は150円に迫るドル高円安の動きも見せましたが、中国人民銀行が実質的な政策金利である最優遇貸出金利(LPR)1年物を3か月連続で据え置くことを発表するとその後は人民元が対ドルで上昇。ドルが対人民元でドル安に振れたことで、他国通貨に対してもドル安が進んでいます。

【ドル円 240分足】

【NY金 日足】
【金標準先物 日足】
NY金12月限は前日比2.6ドル安の1984.7ドル。NY金は200日移動平均線で抵抗を見せ反発。利上げピークアウトの観測からドルに対する割安感で堅調に推移。一方、円建てのOSE金標準先物は円高ドル安に上値を抑えられ13:42現在、前日比117円安の9487円で推移。週末発表のCFTC建玉明細では4週連続で拡大していた投機筋の買い越し枚数は11/14現在(終値1966.5ドル)では5週間ぶりに縮小。ただその後の反発で総取組高も増えていることからすると再び買い越し枚数が増加している可能性もありそう。追加利上げ観測が後退し金ETFも再び増加しつつありドル建て金は買われやすい環境になっていると言えますが、円建てはドル安円高が上値抑制要因となっており海外高を相殺。ドル円が1ドル150円を超えてた水準でCFTCの投機筋ドル買い円売りポジションは2017年以来の水準まで円が売られており、来週の年末商戦スタート前にして、持ち高調整の円の買戻しが出ているものとみられ、国内価格は9500円割れへと大幅に値下がりしています。13:55現在前日比116円安の9488円。目先円高余地がありそうなものの、ドル建て価格が堅調となっていることで国内は買い下がり有利か?

【白金標準先物 日足】

レンジ中心で売り買い交錯。明日WPICの需給報告が待たれます。






 

 

 

 

 

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