金 円建て価格 史上最高値さらに更新

昨晩発表された米9月小売売上高は市場予想を上回る内容となり個人消費の力強さが示されました。金融引き締め長期化の観測から米長期金利は上昇し米10年国債利回りは4.84％に上昇。米株式は金利上昇に上値を削られながら金利の動向を見ながらの展開。

【金標準先物　日足】

OSE金標準先物8月限今朝の寄付きは前日比43円高の9257円。直近10/16につけた最高値9262円は昨晩夜間立ち合いで9283円まで伸びて更新されました。寄付き後は堅調に推移しながら昨晩の9283円を上抜くと上昇が加速し一気に9300円台に達しています。一時9340円(11:07)まで史上最高値を更新。その後9295円（12:11）まで反落し、現在は9310円前後での推移となっています。NY金12月限が時間外で1955.9ドルまで上昇し、直近高値1946.2ドルを上抜け、国内円建て金価格を押し上げる要因となっています。イスラエル訪問する米バイデン大統領は同時に予定していたヨルダン訪問をキャンセル。中東の緊迫化が引き続き金価格の下支え要因に。

【白金標準先物　日足】

NY白金1月限が3営業日続伸。10/10現在で売り越しになるまで売り込まれたNY白金の投機筋ポジションの買戻しが想定されます。NY白金1月限は900ドルを回復してきており、未だレンジ取引ながらもレンジ上限を試す展開になりそうです。

 

 

 

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