金 銅相場が昨年11月以来の安値で世界的な景気減速を示唆？

 おはようございます。

米株式ではNYダウが4日続落。NYダウは前日比190.87ドル安の32936.41ドル、ナスダックは金利低下で反発、前日比34.522ﾎﾟｲﾝﾄ高の13018.329。S＆P500は前日比7.12ﾎﾟｲﾝﾄ安の4217.04。 米長期金利が5％台で推移し金利の高止まりが警戒され株式市場を圧迫。ただ5％台はまだ安定しきれず債券ショートが買い戻されているようで4.8％台に低下。一方、日銀は本日も国債臨時会オペを通知しました。これで今月3回目。長期金利の上昇を抑制する狙いであり金融緩和策を継続しています。また中国では景気対策で1兆元規模の国債追加発行が計画されているとのことで本日にも発表がある見込み。

 

【金標準先物　日足】

NY金12月限は前日比6.6ドル安の1987.8ドル。相変わらずの中東情勢緊迫化で堅調な動きを維持していますが上昇はやや鈍化。金利高止まりも警戒され上昇が伸び悩んでいる印象です。国内OSE金標準先物8月限は前日比10円安の9510円（11:27）で推移。現時点日足チャートでは前日の高値9610円を上抜くことができておらず、昨晩夜間立会いの高値は9552円（23日18:03）にとどまっています。中東情勢、地政学リスクでの買い付きが溜まっているようだと高値は警戒すべきか…。NY金はわずかに総取組高が増加しています。次への起爆剤となるのか、上値抵抗となるのか…、連日新値更新からの上昇鈍化は急落を招く危険性もあり要警戒。

【白金標準先物　日足】

NY白金1月限は前日比0.1ドル安の901.7ドルと小動き。国内OSE白金標準先物8月限も前日比14円高の4302円（11:34）で推移しており小幅な値動き。中国では景気対策で1兆元を超える規模での国債追加発行が検討されているとのことで、中国で消費される資源にも影響を及ぼしてくれるかどうか？現在は非鉄金属の銅相場が下落しており景気の先行き不透明感が上値抑制要因となっています。

 

 

 

 

 

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