NYダウは11連騰。昨晩の米株式はNYダウが前日比183.55ドル高の35411.24ドル、ナスダックは前日比26.060ポイント高の14058.865、S&P500は前日比18.30ポイント高の4554.64。米長期金利が落ち着いておりここのところ米実質金利が低下傾向。これも株高に寄与しているとみられます。為替は今週、FOMC、ECB、日銀金融政策決定会合が控えており積極的な動きはない様子。
【金標準先物 日足】
<米実質金利とNY金>NY金8月限は前日比4.4ドル安の1962.2ドルで3日続落。FOMC前で小動きとなっています。FOMCでは0.25%の利上げが見込まれていますが、FRBの方針がハト派寄りとなれば2000ドルに向けた動きが強まるとみられます。高インフレが維持されている中で長期金利がやや低下してきていることから米実質金利が直近で低下。6月末に1900.6ドルまで下げたドル建てのNY金価格は実質金利低下と共に価格を回復させています。国内では週末に日銀は政策修正なしと報道で伝えられドル円が1ドル141円台へと円安が進み8900円台に押し上げられてきました。終値ベースの最高値8934円(7/4)をトライし突破できるかがポイントとなりそうです。【白金標準先物 日足】
NY白金は前日比2.7ドル安の969.5ドルで1000ドル回復前で足踏み。24日におこなわれた中国共産党中央政治局会議では「減速する経済を活性化するため、消費を押し上げ、不動産セクターに追加支援を提供する」と最高指導部が表明。本日の中国市場では株価が上昇、人民元高の動きを見せていますが大規模な刺激策はなく、白金市場への反応は今のところ軽妙。遅行線からみると明日4341円(6/20終値)を超えてくる動きを見せると力関係では買い方勢力が強まる可能性もありそうですが、4300円台を維持できるかどうか見極めておきたいところ。チャートは現在上向いていますが、勢いづくには更なる上昇が必要か?
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