おはようございます。
昨晩の米株式は反落。中国や欧州の経済指標の悪化で景気の先行き不透明感が強まりました。NYダウは前日比129.83ドル安の34288.64ドル、ナスダックは前日比25.118ポイント安の13791.654、S&P500は前日比8.77ポイント安の4446.82。人民元が対ドルで約15年ぶりの安値となってきています。金融政策の方向性の違いもありますが、不動産市況の低迷が中国経済全体の足を引っ張っている状態で景気の低調が続いています。景気支援として政策金利の引き下げも米中金利差で人民元安を招くおそれもあり人民銀行も難しい舵取りを迫られています。
【金標準先物 日足】
NY金8月限は休場前の流れを継いでNY時間開始直後に一時1942.9ドル(22:23)まで上伸したものの、一転ドル高の動きを受けて反落。セツルメントは前日比2.4ドル安の1927.1ドル。その後FOMC議事要旨が公開されるとほぼ参加者全員が年内の利上げを予想しておりFRBのタカ派姿勢を確認され1922.1ドル(05:55)まで売られています。しかし下値も限られ本日日本時間12:00現在は1925ドル付近での値動き。国内OSE金標準先物6月限は前日比37円安の8899円(06:00)で夜間取引を終え、日中取引は8897円(08:45)でスタート。本日午前はドル円が1ドル144.50円台付近から144.20円台付近へと円高の動きを見せておりやや軟調な展開となっています。4日続伸し一服といった値動きで、明日晩の米6月雇用統計に向けて、今晩、米6月ADP雇用者数や米5月JOLT求人件数などの労働市場を占う発表が控えており様子見ムード。【白金標準先物 日足】
NY白金10月限は前日比9.0ドル高の925.0ドル。米自動車販売台数は好調。特にGMは4-6月期に19%増、トヨタも7.1%増でその他業界全体に販売が増加しているようです。半導体の供給が改善されてきたことが要因となっています。ただOSE白金標準先物6月限は12:15現在前日比14円安の4202円での推移。国内円建て価格はやや円高で上値を抑えられています。MACDのゴールデンクロスから次への展開は4250円を超える上昇が必要と考えます。
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