週末の米株式は金融大手数社の決算が好調だったこと、ミシガン大消費者信頼感指数が前月値59.7、市場予想60.6を上回り64.6と改善していたことで株価の追い風となり4日続伸。Nyダウは前日比112.64ドル高の34302.61ドル、ナスダックは前日比78.052ポイント高の11079.156、S&P500は前日比15.92ポイント高の3999.09。米利上げペースの減速観測と日銀の緩和策修正への思惑から円高ドル安が1ドル127円前半まで進んでいます。
【金標準先物 日足】
16日の金標準先物12月限は前日比13円高の7866円で終了。週末夜間立ち合いでは円高ドル安の進行で一時7822円(13日22:24)まで値下がりしましたが、NY金2月限もドル安を背景に前日比22.9ドル高の1921.7ドルまで上伸し、本日、日本時間中にも時間外取引で1931.8ドルまで上伸しています。円高ドル安に振れやすい環境の中、NY金は13日発表の投機筋の買いポジションが6週連続で拡大し、集計日(10日)以降も値上がりを続けていることからすると更に投機買いの勢いが進んでいるとみられます。ただ円建てでは円高が上値抑制要因となっておりどこまで円高が進むかがポイントとなります。18日の日銀金政策決定会合がまずはポイント。今晩はキング牧師記念日のため米市場は祝日となりますが時間外取引では値動きがあります。今週は19日(木)に米財政において「債務上限」に達することとなり、21日(土)からは中国の春節が控えていたりと材料豊富な一週間。【白金標準先物 日足】
本日、白金標準先物12月限は前日比31円安の4308円で取引を終えました。安値は4282円(13日22:38)と円高が強まったタイミングで一時的に値下がりしています。ドル建てが1100ドルに上値の壁になっており伸び悩んでいる感がありますが、国内では4300円割れもまた押し目買いの強まる水準。円高要因となり得る日銀金融政策決定会合後の行方を見守りたいところ。
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