金 1ドル149.08円英中期財政計画「減税ほぼ撤回へ」

おはようございます。

昨日、新しく英財務相に任命されたハント財務相が中期財政計画について声明を発表。9/23にクワーテング前財務相から発表された減税計画についてほぼ全てを撤回すると表明。英財政規律を巡る市場の懸念は一時的後退し欧州株全般に買いが広がりました。週明けの米市場でもこの流れを引き継ぎ米長期金利が低下し株価は大きく買い戻されています。NYダウは前日比550.99ドル高の30185.82ドル、ナスダックは前日比354.413ﾎﾟｲﾝﾄ高の10675.801、S＆P500は前日比94.88ﾎﾟｲﾝﾄ高の3677.95。ただ米株高を見て債券売りが進み米長期金利は再び上昇し米10年国債利回りは4％超えを維持する4.013％で取引を終えています。

【金標準先物　日足】

NY金12月限は英ハント財務相声明で英国債、ポンドが買い戻され金利が低下。欧州時間からNY時間全般までは長期金利低下で買われ12月限セツルメントは前日比15.1ドル高の1664.0ドル。高値1674.3ドルからは終盤軟調になっていますが日本時間に入ると朝方1652.5ドル（04:40）からは再び回復基調の動きになっています。OSE金標準先物8月限は前日比13円高の7879円（08:45）で寄付き横這い推移。米市場は米企業決算へ焦点が移行している面もあり、昨晩のように株価上昇で債券が売られ金利が上昇している面もありますが、この場合は市場がリスクオンの状態であり必ずしも金利上昇が金価格の上値を圧迫するとは言い切れないかもしれません。ドル円は1ドル149.08円（04:59）まで円安が進み150円台が視野に。

【白金標準先物　日足】

昨日OSE白金標準先物8月限は直近の終値高値を更新し新値足は4本目の陽線が立っています。当限10月限からの当先逆ザヤ幅は約190円で平均各限月約30円超となります。安値取組の売り因果玉が徐々に炙り出されてくる展開となっており買い方優勢と判断しています。年初来高値更新はそう遠くはないか…？

 

 

 

 

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