おはようございます。
米株式は3営業日続伸。英国ではトラス前首相が辞任し新しくスナク新首相が誕生。欧州ではこの冬場を前にして冬場の需要期前に温暖な気候のせいか、ロシアからのガス供給は減少しているものの世界各地からの輸入で現在欧州の貯蔵施設では満タン状態で天然ガス価格も安定。欧州通貨が対ドルで反発しておりドルが欧州通貨に対して下落。週末のWSJ記事からの米利上げペース減速観測も広がっており、米長期金利も低下しています。昨晩は米10年国債利回りが一時4.1%を割り込み今週に入ってから急低下。ナスダックのハイテク株など金利低下に恩恵を受ける企業や概ね決算好調で株式市場にも安心感が広がっている様子。昨晩の米市場ではNYダウが前日比337.12ドル高の31836.74ドル、ナスダックは前日比246.504ポイント高の11199.115、S&P500は前日比61.77ポイント高の3859.11。
【NY金 日足】
【金標準先物 日足】OSE貴金属市場は本日当限10月限が納会。明日から新しく2023年10月限が発会となります。NYでは米金利上昇で1650ドル割れまで売り込まれ9月末の1620ドル台前半と面合わせまで下落。先週末より金利上昇が一転して金利が低下していることで1650ドル割れでダブルボトムを形成しています。11/2の米11月FOMC政策金利発表を控えてブラックアウト期間に入っていますが、週末WSJ寄稿記事による利上げ幅縮小の観測から投機筋の金利上昇、ドル高への積極的なトレードは一旦息を潜めているようです。OSE金標準先物は週明け7900円台まで上昇後は本日2営業日続落。ドル円は21日、24日の円買い介入後1ドル148円を挟んで横這い、ドル建てNY金も1670ドルまで買い戻された後、様子見の動きから膠着となっています。週末にかけて米GDP速報値や米9月個人消費支出の経済指標待ちに。
【NY白金 日足】
【白金標準先物 日足】NY白金は中心限月1月限で200日移動平均線950ドルの上抜けにトライしたところで足踏み。OSE白金標準先物も年初来の高値を更新したところで本日2営業日の続落です。ただこれまでと異なり今月10月の上昇は国内外ともに取組増加を伴なった上昇です。これまでの上昇はショートカバー(買戻し)による上昇のケースがほとんどでしたが、取組高増加で上昇するパターンだったのは2022年2~3月のケース。当時は2月にロシアがウクライナに侵攻し西側からのロシアへの制裁を強化していき、実際に白金族市場への供給不安から投機が買い進みました。新規で積み上がっているのも今年中国が白金輸入を大きく増やし地上在庫が減少。中国は一旦輸入した発揮を国外に流出することはなく、2023年に供給不足が予想されています。現在需給はタイトになってきていることが先物市場での逆ザヤ状態を生んでいます。
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