週末の米株式は反落。FRB高官が相次いで金融引き締めに積極的な姿勢を示したことで米長期金利が上昇し7月から上昇が続いていた株式市場に一服感が出ました。NYダウは前日比292.30ドル安の33706.74ドル、ナスダックは前日比260.126ポイント安の12705.215、S&P500は前日比55.26ポイント安の4228.48。ドル円は金融政策の方向性の違いからドル高円安に振れやすい環境になっているようです。今週は25~27日にジャクソンホール会合が控え26日の米パウエルFRB議長の講演に注目が集まります。
【金標準先物 日足】
NY金12月限は前日比8.3ドル安の1762.9ドルで5営業日続落。米長期金利上昇でドルが対主要通貨で強まっておりドル建て金価格は下落基調。一方円建て価格はドル高円安が下支えとなり7600円台中盤での横這い推移となっています。6月から減少傾向を続けている金FTF残高は15営業日ぶりに前日比増加となりましたが、減少傾向に歯止めがかかるか…?NYファンド玉は買戻し一服から軟調となっており、今後新規買いの積み増しが出てくるかどうか?【白金標準先物 日足】
NY白金も200日移動平均線に上値を阻まれ5営業日続落。ただ「金」同様に国内円建て価格はドル高円安が下支えとなり下げ幅も限定的。国内外、総取組高が減少しており今後の新規積み増しが買い方売り方のどちらに出てくるのか?今月に入ってからFRB高官からは金融引き締めに対する積極的な発言、姿勢が取り上げられておりドル円のチャートが好転しているとみています。1ドル139.18円(7/14)を上抜けると一段のドル高円安が考えられ下がりにくい環境ではあるとみられます。
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