金 日銀黒田総裁「躊躇なく追加緩和」

 おはようございます。

米株式は銘柄別でまちまち。先週の3月FOMC議事録やブレイナードFRB理事の発言から米FRBの強い金融引き締め姿勢が確認されたことで株式市場も転機を迎えた様子がうかがえます。NYダウは前日比137.55ドル高の34721.12ドル。金利上昇で割高感が増すハイテク株は売られナスダックは前日比186.304ﾎﾟｲﾝﾄ安の13710.996。大型株で構成されるS＆P500は前日比11.93ﾎﾟｲﾝﾄ安の4488.28。債券市場では売り優勢の動きから長期金利が2.70％を超え2019年3月以来約3年ぶりの高水準。円相場は黒田日銀総裁が「コロナの影響を注視し必要なら躊躇なく追加緩和」との発言で円売り圧力が強まり124.99円まで円安に。

【金標準先物　日足】

週末のNY金6月限は7.8ドル高の1945.6ドル。国内円建て価格は124円台までの円安の影響を受けて押し上げられ夜間立ち合い中に7775円（23:34）まで史上最高値を更新。週明け今朝の日中立ち合い寄付きは7760円でスタートし、日銀総裁の発言で円安が急速に進行しさらに7792円（10:34）まで史上最高値を更新しています。週末NY時間にロンドンの白金・パラジウム市場（LPPM）でロシア精錬業者2社との取引が停止されたことで需給ひっ迫懸念から白金族が上昇。金や銀も追随するかたちで上昇。国内は円安効果が強い上昇となっていますが、当面は円相場が相場を押し上げるかたちか？

【白金標準先物　日足】

週末のNY開始時間直前に急騰。ロンドンの白金・パラジウム市場（LPPM）でロシア精錬業者2社の取引停止が発表されたことで需給ひっ迫懸念が相場を押し上げました。夜間取引中は一過性でおさまって3850円を中心に横這いとなっていましたが、今朝からの円安の押し上げ要因も重なり3902円まで上昇しています。最低委託者証拠金額が引き下げられたので動きが出やすくなってきているとみられますが、4000～3700円レンジを超えるまでは警戒…。

 

 

 

 

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