おはようございます。
米株式は4営業日続落。米バイデン大統領はロシア産原油の輸入禁止を発表し、原油価格高騰による個人消費への影響、インフレの加速が懸念され相場を押し下げました。ただ米国以外では英国が段階的にロシア産原油の輸入を禁止する方針を示し、欧州ではロシア依存度を削減するに止めており完全に禁輸はしておらず温度差があります。NYダウは前日比184.74ドル安の32632.64ドルと4営業日連続の下落ですが、米国の禁輸発表後は安値は更新しておらず、またウクライナがNATO加盟をしないと報道があったこともややリスク回避の動きを後退させています。ナスダックは前日比35.411ポイント安の17795.551、S&P500は前日比30.39ポイント安の4170.70と小幅な下げで終えています。
【金標準先物 日足】
大阪取引所金標準先物は6営業日続騰となっています。新値足は本日陽線13本目。昨晩夜間立ち合いで7672円(01:57)に瞬間史上最高値をつけています。昨日は米国がロシア産原油の禁輸を発表することが報道で伝えられると上げ足を強め、会見の0:45直後にNYドル建て価格4月限は2078.8ドル(0:46)の高値をつけ、円建ては7664円(0:46)の高値。その後は出尽くしから7600円を下回るところまで反落し、再度上昇してきたところでドル建ては2077.6ドル(01:57)をつけたところで円建ては7672円(01:57)の史上最高値を出した後、ウクライナがロシアの意向に沿ってNATO加盟入りを主張しないといった報道が伝えられると、停戦合意への期待も高まりリスク回避姿勢が後退しています。国内日足チャートは7626円で相対力指数(RSI)は9日で90.0%、14日で85.4%に達して行き過ぎの警戒域には達してきているとみられます。2020年8月にNY最高値2089.2ドルに達した際、7032円(20/8/7)まで上昇した時のRSIは9日95.1%、14日90.4%で、今日現在そこまでは達していないものの行き過ぎた投機買いの反落も警戒するところと考えます。ウクライナ情勢は依然悪化していますが、テクニカル上は警戒域。『アタマとシッポはくれてやれ』で深追い注意。【白金標準先物 日足】
「金」につられる動きから白金も直近高値を更新。ただ原油価格高騰でインフレ懸念が強まる中で世界経済を冷え込ませる懸念もあり、景気減速となると白金需要の影響も考えられることから「金」のような爆発的な上昇には至っていません。しかし逆に言えばトレンドは堅実に上昇基調を続けてきていると言え、他の商品価格と比較すると出遅れ感があると考えています。米国がロシア産原油の禁輸を発表後、今のところは株価も下げ止まっており、リスク回避姿勢が後退すると買い戻される可能性もあり、その場合には白金価格にも下支え要因になる可能性もあるか?「金」の影響は避けられませんが、「金」のような爆騰も見せておらず、本日、新値足陽線はまだ8本目となるので反落リスクは低いかもしれません。
セミナー予定
お電話、メールでのご相談はお受けしておりますので
お気軽にお問い合わせください。
お電話でのご相談は 0120-988-528
メールでのご相談は goto@okachi.jp
ご好評いただきいただきありがとうございます。
週末レポートをご希望の方はこちらまで。
郵便・メール ご希望のほうで
↓↓↓ クリック ↓↓↓
こちらもクリック!
0 件のコメント:
コメントを投稿