おはようございます。
米上下両院は12/3までのつなぎ予算法案を可決しました。バイデン大統領の署名することで目先の政府機関閉鎖は回避されることになりました。しかし債務上限問題はあくまで先送りであり、またインフラ投資法案の可否も見通しが立たず不透明感は拭えません。米株式は上値は抑えられNYダウは前日比546.80ドル安の33843.92ドル。ナスダックは前日比63.860ポイント安の14448.581、S&P500は前日比51.92ポイント安の4307.54。つなぎ予算成立でも不安は残り米長期金利は低下。米10年国債利回りは1.493%。ドル金利上昇が一服したことからドル高も一旦おさまったようです。本日から中国は7日まで国慶節の大型連休となります。
【金標準先物 日足】
月末期末要因からかドル金利上昇が一服しドルも対主要通貨で反落。ドル建て価格はNY金12月限前日比34.1ドル高の1757.0ドルと大幅に反発。2021年の四半期末は3月末、6月末、9月末と期末安が続いてきました。四半期毎に一相場が完結しているように感じています。四半期でどこが山となり谷となるのか見極める眼力が必要なのかもしれません。2021年最後の四半期はどのような推移となるのか?何がテーマとなるのか?この10~12月予想されるテーマとして米国ではテーパリング開始、米債務上限問題。世界経済ではサプライチェーンの混乱によるインフレ高進が続きそうです。特に欧州では30年ぶりのインフレ水準、中国ではエネルギー供給不足による電力価格上昇などの問題が大きくなってきています。欧米でのガス価格・電力価格高騰などで原油などのエネルギー価格上昇が今後警戒されるかもしれません。FRBやECBなど金融当局が示しているように物価上昇、インフレは一時的な現象でおさまるのか?「金」にとっては初期段階では金利上昇懸念にもなる可能性はありますが、資産インフレではなく食料品やエネルギーなどの必需品目の物価上昇は「金」価格の押し上げ要因になってくることを期待します。
【白金標準先物 日足】
ドル建て価格は中心限月1月限で前日比15.4ドル高の962.4ドルと5日ぶりの反発となりましたが、金価格のように金利低下での反応はわずか。コロナ発生後の急激な需要減で過剰在庫を抱える状態で供給を削減した後、急速な景気回復ペースに供給が追い付かず電力・エネルギー価格の上昇が問題視されてきていますが、白金については最大の需要先である自動車生産がサプライチェーンの混乱から生産を増やすことができず、需要の伸びが行き止まりとなっています。バイデン大統領が掲げたインフラ投資も法案成立が難航しており、クリーンエネルギー需要への期待も尻つぼみ…。電力価格高騰はさらにサプライチェーンの混乱を招くことになり、需要の伸び悩みが懸念されます。
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