2021年9月10日金曜日

金 米バイデン大統領ワクチン接種を義務付ける

おはようございます。

米株式は続落。米バイデン大統領が連邦職員にワクチン接種を義務付ける大統領令に署名するとの報道や最新週の米新規失業保険申請件数で前週から減少しする雇用改善が好感され堅調でしたが、取引後半には景気減速への警戒感が拭えず下落となりました。NYダウは前日比151.69ドル安で4営業日続落の34879.38ドル。ナスダックは2営業日続落の前日比38.383ポイント安で15248.254。S&P500も4営業日続落で前日比20.79ポイント安の4493.28。またECB理事会ではPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)のペースを減速させるとしましたが、ラガルド総裁はこれをテーパリングではないとして、購入ペースは減速させますが、1兆8500億ユーロの購入枠と来年3月までの実施期間は維持しています。しかしインフレに対する警戒感はメンバー間において強まっているようです。次々回12月16日にPEPPについては包括的な議論がされることになります。米長期金利は低下し米10年国債利回りは1.297%。30年債入札も旺盛な需要となり長期金利は落ち着いたようです。

【金標準先物 日足】

米中心限月12月限は前日比6.5ドル高の1800.0ドルで終値をつけ1800ドル台を回復しましたが力強い切り返しとまではいかず、現在はまだ1800ドルを割り込んだ水準での推移となっています。ECBの結果を受けて一時ユーロ高ドル安の動きとなりましたが、予想の範囲内の内容だったこともあり水準は大きく変わっていません。今週のユーロ安ドル高の動きは収まっているようですが、今晩どのような動きを見せるか?強い方向感が示されず1800ドル挟んだ上下がまだしばらく続くのか…?

 

【白金標準先物 日足】

先限つなぎ足で昨日終値ベースで直近安値を更新。今朝も寄付きから売られる流れとなり昨日の急落の余韻が残る動きとなっています。しかし昨晩のECB理事会を終え、今週のユーロ安ドル高の動きには一旦ブレーキがかかったとみられ、ユーロドル1.18台を維持し1.19台に向かう動きとなれば反発しやすくなると思われます。ただ貴金属の中でも景気減速懸念の影響を受けやすく他の金や銀に比べると弱い印象。

 

 

 

 

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