金 CPI発表待ち

おはようございます。

米株式は全体まちまち。NYダウは2日続落で前日比30.42ドル安の34599.82ドル。IRS(合衆国歳入庁）が暗号資産規制の権限を議会に要請したことでビットコインなどの暗号資産相場が崩れ投資家心理を冷やしたようです。一方ハイテク株中心のナスダックは金利低下を背景に3日続伸し前日比43.19ﾎﾟｲﾝﾄ高の13924.91。S＆P500株価指数は前日比0.74ﾎﾟｲﾝﾄ高の4227.26。本日は中国5月CPI・PPIの発表（10:30）。市場予想は各々1.6％・8.5％と前月から大きな伸びが見込まれています。5月は4月よりドル安人民元高が進んでいたため、そこまで伸びるかどうか？

【金標準先物　日足】

NY中心限月8月限セツルメントは前日比4.4ドル安の1894.4ドル。高値は1906.9ドル、安値が1885.7ドルと1900ドルを挟む膠着状態で国内価格も先週の安値（6581円）以降、日々下値は切り上げつつも膠着状態が続いています。来週の米FOMC（6/15・16）に向け、物価の判断指標となる米消費者物価指数の発表を10日に控えて様子見ムードの動き。労働市場は改善してきていますがFRBが金融政策の変更を議論する水準にはまだ達していないとみられますが、CPIの数字が市場予想（前月比0.4％）よりも高い場合はテーパリング観測進行で金利上昇、低い場合はテーパリング観測後退で金利低下の動きが想定されます。

 

【白金標準先物　日足】

白金価格も膠着続き。昨晩の夜間立ち合いでは先週末以来の4100円割れで4080円（21:48）まで値下がりし安値をつけましたが、先週の4050円には届かず。総取組高は35000枚台を維持しており内訳は個人投資家買いVS事業法人売りの構図。この場合どちらが有利不利ということはありませんが、上げ下げがあった場合、投げ売りや踏み上げのどちらが起きやすいか？とみていく必要があります。個人は粘りますが法人はあっさり引く傾向が強いと思われますが…。

 

 

 

 

 

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