おはようございます。
米株式は高値警戒感からハイテク株を中心に利益確定売りに押され反落。取引序盤は週末の流れを受けて買いが先行する展開。NYダウは一時35000ドル台の大台に達しています。NYダウは前日比34.94ドル安の34742.82ドル。ナスダックは下げ幅が大きく前日比350.38ドル安の13401.86。S&P500株価指数は前日比44.17ポイント安の4188.43。今週はインフレ圧力が高まる中12日に米消費者物価指数を控えて様子を見極めようと積極的な商いは手控えられているようです。また12日に米10年債、13日に米30年債の入札もあり需給悪化懸念も手伝って米長期金利が上昇し、米10年国債利回りは1.60%。
【金標準先物 日足】
NY金中心限月6月限セツルメントは前日比6.3ドル高の1837.6ドル。雇用情勢の回復が想定よりも進んでいないことが明らかとなり当面金融緩和政策が維持されるとの安心感が広がっています。総取組高にも変化がみられ、6日7日と総取組枚数が増加しています。長期金利(名目金利)の低金利が維持される中で期待インフレ値の上昇圧力が強まっており米実質金利は低下傾向です。「金」に資金が戻り出している兆候が垣間見えます。NY日足では100日線(1800ドル近辺)を回復しクリア、次に200日線(1860ドル近辺)の回復を目指している動き。今週、米国債入札前の持ち高調整による債券売りで長期金利が上昇して、金価格が押す場面は積極的に買いを狙いたいと考えます。
【白金標準先物 日足】
夜間立ち合いでは前日の高値4423円を上抜け4447円まで上伸し直近高値を更新。米株式の反落に押され、夜間立ち合い終了では4372円まで値下がりし、昨日日中商いの水準で今朝は始まっています。何度も指摘している通り先限4410円は新値足陽転のラインであり新たなトレンドのスタートラインで、それまでの反落場面ではポジションをコツコツ作っておきたいところと考えています。NY白金は3月4月の価格帯を上抜け1300ドルを目指す展開へ。
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