金 パウエルFRB議長 テーパリングは時期尚早

おはようございます。

米株式は3指数下落。NYダウは前日比68.95ドル安の30991.52ドル。ナスダックは16.31ﾎﾟｲﾝﾄ安の13112.64、S&P500種株価指数は14.30ﾎﾟｲﾝﾄ安の3795.54。日本時間AM9:15からのバイデン次期大統領からの包括経済対策の基本方針発表を控えて大型財政出動への期待が高まっていますが、内容を見極めようと慎重な見方から株価は小動き。またパウエルFRB議長の講演では金融緩和縮小については時期尚早と否定的な火消し発言。これは大方市場の予想通りで織り込み済みの反応となったようです。

バイデン次期大統領からの発表は約30分で終え経済対策規模は約1.9兆ドル。

 

【NY金　日足】

中心限月2月限セツルメントは前日比3.5ドル安の1851.4ドルで小幅反落。バイデン次期大統領が発表する経済対策で大規模財政出動が見込まれており長期金利が上昇し上値を抑制しています。SPDR金ETF残高は1161.0トンで2営業日連続で前日比10トンを超える減少となっています。今週は連総裁ら、そして昨晩のパウエルFRB議長は近いうちでのテーパリングを否定し緩和縮小観測の火消しに回るような発言が繰り返されましたが、すでに市場の関心が「出口」に向かっている流れは今後も続くと考えています。長期金利上昇の傾向が継続されるかたちとなればやはり金は上値を抑制されやすい環境。

 

【金標準先物　日足】

バイデン次期大統領の発表を受けて時間外ではやや株安長期金利低下の反応。材料出尽くし感からの動きのように見えますが、大型財政出動で金利上昇基調はまだ続くと考えています。ただFRB高官のテーパリング火消し発言では目先の下げも留まっており売り買い材料の交錯でもちあいの様相。

 

 

 

 

 

 

 

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