2021年1月13日水曜日

金 ドル安予想が撤回?

 おはようございます。

米株式は3指数とも反発。堅調な原油相場が支援材料となりエネルギー株が上昇、また長期金利の上昇で金融株が買われています。NYダウは前日比60.00ドル高の31068.69ドル、ナスダックは前日比36.00ポイント高、S&P500種株価指数は1.58ポイント高の3801.19。14日の米景気刺激策発表で根強い期待感がある一方で米主要企業の10~12月第3四半期決算発表を今週末から来週に迎え決算内容を見極めようとする様子も窺えます。


【NY金 日足】

中心限月2月限セツルメントは前日比6.6ドル安の1844.2ドル。高値は1864.0ドル(18:54)、安値は1835.8ドル(23:06)とまちまちの展開。米10年国債入札は無難に終え前日までの長期金利上昇による売り先行の展開は弱まったようですが、市場の『QE縮小の時期』についての関心は高まりつつあるようにみえます。昨晩は数名の米連銀総裁らの講演があり金融政策の変更についての言及が注目されましたが、金融政策変更を示唆するような言及はなく、まるで『火消し』のごとく緩和政策の継続が強調されたような発言が多かったようです。ただ一方で、某米投資銀行はこれまでのドル安予想を撤回。FEDが6月から金融政策を議論する可能性があると指摘。14日に米パウエルFRB議長の講演が注目されますが、FRB議長自ら出口を打ち出すことはないと思われますが、市場は金融緩和政策の出口を模索し始めているようです。今後、金の上値を抑制する要因になりそうです。

 

【金標準先物 日足】

本日で4日続落。週明けリバウンドの動きで戻り高値は6254円(19:14)。ただその後は米10年債利回りが一時1.16%まで上昇し 、金利上昇が上値を抑制したようで6165円(2:47)まで下落しています。米10年債入札後は債券売りが一巡しドル安の動きとなり円建ては6200円台を回復。一目均衡表の遅行線が再び下げてきて実線交差寸前。持ちこたえて横這い推移となるか、下抜けて下値模索となるか…?

 

 



 

 

 

 

 

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