【NY金 日足】
市場はバイデン勝利を織り込み始め株式・為替市場ではバイデントレードが加速。NY金中心限12月限セツルメントは前日比50.6ドル高の1946.8ドル(3:30)。アジア時間明けに安値1902.2ドル(5日8:00)をつけそのままアジア時間から欧州、NY時間まで上伸し高値1954.3ドル(1:19)まで9/21以来に1950ドルを回復しました。ドル安の動きを背景として株式市場同様に大統領選前にポジションを縮小した投機筋が再び買い直した動きとみられます。チャート上はやや上抜け気味の動きで一目均衡表の雲抜けトライの動き。このまま株式市場でもナスダックが最高値を更新して勢いをつけると2000ドルを目指す動きになる可能性もありますが、株式の楽観ムードが果たして続くか?今晩は米雇用統計が控えますがADP雇用者数では労働環境の回復には依然鈍化傾向がみられており、市場がどのような反応をするのか?バイデントレードはやや行き過ぎかと判断しています。【金標準先物 日足】
NYのドル建て価格ではやや上抜けた感があるものの円建てでは今年コロナショックによる3月以来の円高104円割れで上値は限定されています。レポートでも指摘してきた週足での転換線6481円基準線6431円のレンジを放れないと円建ては方向感が出にくい状況と考えています。円建てではまだ8~10月の6500円以上の買い因果玉が上値を重くしているとみられバイデントレードだけではファンダメンタルズでは新鮮味に欠ける印象。6450~6500円が上値抵抗帯として圧し掛かっているような印象を持ちます。バイデントレードで6500円を試す動きがあっても抜けなければ反落は警戒。
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