貴金属下値余地残す・・・

おはようございます。

米株式は反落。ＮＹダウは前日比36.30ドル安の21235.67ドル。ＦＯＭＣを控えて手控えムード。ドル円は先週のリスク要因を回避したことからやや持ち直し。こちらもＦＯＭＣ待ちの様子。米長期金利は上昇し、米10年国債利回りは2.22％。

ＦＥＤウォッチは今月利上げ予想99.6％。次の利上げ予想9月で28.6％、12月で43.8％。


【ＮＹ金　日足】

 4日続落。この動きは前回3月ＦＯＭＣと同様に利上げに関して消極的な動きとなっています。49万枚台まで膨らんだ総取組高は47万枚台に下げに伴って減少。ＳＰＤＲ金ＥＴＦ残高は先週から2日連続の横ばい。ＦＯＭＣ後のイエレン議長の会見で利上げペースの動向を見極めようとしています。今のところはまだ調整中の動き。予想レンジは1,280～1,245ドル。


【東京金　日足】

高値で74,000枚台まで取組高が減少。昨日は75,000円台を回復しています。4,480円台が出来高分布では多かったため勢力図は売り買い均衡している価格帯です。カテゴリー別で見れば昨日一般投資家の売り越しは大きく減少していますので売り方の買い戻しや押し目買いの手口が多く出ているようです。チャートは下落道中。遅行線が実線に沿った動きになっています。まだ下値余地を残していると見ています。予想レンジは4,490～4,450円。


【東京白金　日足】

弱いとは考えていますが崩れきれずしぶとい動き。上値は切り下がってきており、きっかけがあれば崩れやすい地合いですがきっかけ待ちでは・・・？弱気で見ています。予想レンジは3,370～3,290円。


【東京ドバイ原油　日足】

カタール断交で中東リスクは残るものの、原油相場に緊迫を与えるような影響はないようです。国内外大きく膨らむ投機筋（ＥＴＮが中心と思われます）の短絡的な売買での動きとしか説明しようがない状況。米国シェール産油量は過去最大ですが、サウジも輸出量を削減するなど第3四半期は需給が引き締まる見通しで、市場がその時その時でどちらを材料視するか・・・。ＮＹでは45ドルで下値抵抗の動きが見られ目先は戻るか・・・。予想レンジは34,500～33,000円。


【東京ゴム　日足】

 納会まであと2週間。今週には一般投資家の当限玉が時間いっぱい。


【東京とうもろこし　日足】

雨で乾燥天候懸念が後退。
今週の作柄報告は「優」「良」67％（前年同期75％）。発芽率は94％（前年同期95％）でほぼ平年並みです。これからは7月上旬の受粉期に向けた天候相場。シカゴは持ち合いを上抜けていますので下げにくい流れとは考えています。

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