イエレン議長証言 12月利上げの可能性

 おはようございます。
昨日、銀杏をいただきました。季節を感じます。

週末控える米10月雇用統計の前哨戦、米ADP全国雇用者数は18万2000人の増加で市場予想18万人を上回る数字でした。米ISM10月非製造業景況指数も59.1と高水準で米利上げ期待からドル高も進行。その後、イエレンFRB議長は米下院議会証言のなかで、12月会合での決定の可能性があることを示唆し、米株式などは利益確定の動きに押されて下落。NYダウは-50.57ドルの17867.78ドル。米10年国債利回りは2.23％。

【NY金　日足】

 先週のFOMCから6営業日。1100ドル近辺は現物実需が下支えした7～8月の水準です。この1週間でファンドショートの枚数がどれだけ増加しているか。10万枚を超えているようなら一旦下げ止まりが見られそうですが・・・。

【東京金　日足】

 約1ヵ月の上昇を数日で飲み込んでしまいました。利上げ観測が最大の下げ要因。先週から申し上げている通り、今回の年内利上げ観測は週末までの賞味期限と考えていますが、ここまで下げのペースが速いと見直すべきかどうか悩みます。
もし思惑通りいかず週末の米10月雇用統計で更に利上げ観測が強まる状態になった場合を考えてみますが、ドル建て金は1100ドル割れが近づくにつれ実需買いが入ってきているというような声を聞く限り下値は深くないと判断しています。その状態で利上げ観測が強まればドル円がドル高円安の動きで125円に向かう可能性もあり必ずしも悲観的には考えていません。
思惑通り、雇用統計の発表で一旦切り返すことを期待しています。

【東京白金　日足】

 売り方目標の3750～3763円の窓埋めを達成。上昇に向かう相場であればここで下げ止まってもらいたいところ。利上げ観測で「金」が圧迫されていることにより上値が重たくなっています。目先は「金」次第か・・・。


【東京原油　日足】

 雲抜け間近。底値形成から上抜けへの準備期間。


【東京とうもろこし　日足】

値ごろ買いが出やすい水準ですが、買い方の値洗い計算も悪く、買いを狙うなら切り返しを見てから。ファンド機関店からの投げ売りも断続的に見られまだしばらく安値推移か・・・。




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