2014年2月25日火曜日

「金」 東京は裁定買い

お疲れ様です。

本日指摘した『当業者買い』は更に拡大し、2分類カテゴリーの当業者建玉は1,430枚の買いとなっています。この内訳は

市場取引参加者 自己玉    売り 13,403   :  買い 14,154
当業者 委託玉          売り 7      :  買い 11
市場参加者 委託玉       売り 556    :  買い 558
一般・準取引参加者 委託玉  売り 361    :  買い 1,034

となっています。市場・一般参加者とはどういった会社なのか?TOCOMのHPで見ることができますので参考に。

普段、東京市場では一般投資家の方々は「買い」から市場参加するケースが圧倒的に多く、国内が割高となり海外市場と裁定取引をする商社・ディーラーなどは『海外買い:東京売り』のポジションになることが殆どだと認識しています。しかし上記7分類カテゴリー別取組を見る限りでは、通常とは逆のオペレーションが行なわれていると推察できます。つまり、一般投資家のポジションがあまりに「売り」に偏っているため、国内が割安の状態となり、裁定取引をする業者が『海外売り:東京買い』のポジションを取っているのではないでしょうか。
過去、一般大衆パワーが相場を押し上げ裁定業者を苦しめた東京主導による急騰相場は記憶にありますが、その逆となる裁定業者の“東京投げ売り ”を誘う昨年4月のような東京主導による急落相場でもない限り、一般投資家は劣勢な立場と見られます。


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