2014年2月25日火曜日

「金」 当業者『買い』に

おはようございます。
今週はかなり気温が温暖になるそうです。もう春はそこに来ています。

マーケットの関心は貴金属。NY貴金属は高値更新して続伸。ウクライナやタイの政情不安などファンダメンタルズで買い材料となるものがありますが、テクニカルの面でもしっかりとしたトレンドが形成されています。

昨日のTOCOMカテゴリー別取組高を見ると、[当業者10買い:非当業者10売り]となっています。

 当業者  =  市場取引参加者自己玉、当業者委託玉、市場取引参加者委託玉、
           一般・準取引参加者委託玉
 非当業者 =  受託取引参加者自己玉、非当業者委託玉、受託取引参加者委託玉

つまり、一般の投資家の方々が売り手となり、現物を扱う業者が買い手となる構図になっています。通常のパターンとは逆の状態です。フロアのポジションが売りになるのは珍しくありませんが、取引所全体で当業者が買いになるのは、過去記憶がありません。今回の建玉バランスは極めて稀な状態であることは間違いありません。

「NY金」は2/18の高値1332.8ドルを上抜き、MACDは再び上昇。ヒストグラムは5手縮小していましたが、再び高値を更新したことでこれからもうひとヤマを形成する可能性があります。一旦、アクセルを戻していた買い方は、再度アクセルを踏んでいくところと考えます。
「東京金」も昨日終値ベースでも高値を更新し、再度オシレーターが拡大。MACDも急上昇です。もう一段高いレンジを形成してくる展開が予想されます。

昨日指摘した2012年12月21日から2013年2月7日まで29営業日の上昇局面で私の記録では、3日目12/27(大納会前日)からフロアポジションが売り越しとなり、その後売り越しを拡大させ、2/7高値を取ったその日に売り越しが買いドテンとなっています。その後また3/4の安値4683円まで値下がりの道中買い下がっていくというポジション取りとなり、一般投資家のポジションは全般的に大やられの展開だったというのは記憶に新しいところです。
その後、4月大暴落という展開はありましたが、それは後の祭りで3ヶ月以上も経過した後のこと。ここ最近は昔に比べ一般投資家の方々の手のほうが良く当るというケースも見られますが、それは絶対ではないということです(その逆も然り)。

資金配分はそれぞれ違いますので、ご自身の投資資金の範囲を十分認識し、それに見合ったポジション取り、建玉枚数、損切りラインを設定することが必要です。

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