米金融当局者から追加利下げに慎重な発言が相次ぎました。12月9、10両日に予定される次回連邦公開市場委員会(FOMC)会合での追加利下げの見通しに疑問を投げかけており、中央銀行内の意見の対立がみられます。当局者は労働市場の冷え込みをおおむね認めているものの、一段と減速するかどうかで見解が分かれていますが、タカ派的な発言がここ1週間に続いたことで金融市場では12月利下げの織り込みが急速に後退。FF金利先物によると、利下げ確率は10月会合前のほぼ100%から約50%へ低下し、株式市場の上値を抑制し、米長期金利は上昇、金利を生まない資産である「金」市場では売りが広がりました。
週末14日の米株式はNYダウが前日比309.74ドル安の47147.48ドルで2日続落、ナスダックは前日比30.233ポイント高の22900.588とか幅反発し、S&P500は前日比3.38ポイント安の6734.11で2日続落でした。本日17日の日本株は日経平均株価が前日比52円62銭安の50323円91銭で取引を終えました。朝方は米株安や中国との関係悪化懸念から売りが先行し5万円を割り込んでいましたが、押し目買い意欲も強く引けにかけては持ち直しています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】 米利下げ観測の後退で週末14日のNY金12月限セツルメントは前日比100.30ドル安の4094.2ドルと大幅に下落。本日のアジア時間帯も4070ドルで推移し下押し圧力を強め、OSE金標準先物10月限は前日比680円安の20540円で日中取引を終えました。週末夜間取引でつけた20405円(22日22:35)に迫る下げ局面もありましたが、日中の安値は20438円(14:37)で下支えられ引けにかけて買い戻されています。17:00からの夜間取引では20600円台まで戻しており、週明けのNY時間を待ちます。米労働省労働統計局(BLS)から11/20に9月雇用統計を発表すると伝えられています。FRB高官らの利下げに対する慎重な発言が裏付けされるかどうか?…市場は見極める動きに。
【NY白金 日足】
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