金 米1月PCEデフレータ インフレ鈍化示す

 おはようございます。

 米株式はインフレに対する懸念が和らぎ反発。NYダウは前日比47.37ドル高の38996.39ドル。ナスダックは前日比144.18ﾎﾟｲﾝﾄ高の16091.92でハイテク株への積極的な買いで史上最高値を更新。S＆P500は前日比26.51ﾎﾟｲﾝﾄ高の5096.27でこちらも史上最高値を更新です。昨晩発表された米1月個人消費支出（PCE）ではFRBが注目する物価指数、PCEデフレータは市場予想通り前年比2.4％でインフレ鈍化が示されました。過度なインフレへの警戒が後退し米長期金利は低下。ドル円も一時1ドル194.20円まで円高ドル安に振れました。その他、前週の米失業保険申請件数は増加しており労働市場の悪化にやや不安が残ります。

【OSE金標準先物　日足】

本日のOSE金標準先物2月限は前日比51円高の9863円（08:59）で3日ぶりに反発。米1月PCEデフレータは前年比2.4％と市場予想通りでインフレへの過度な警戒感が薄れ、米長期金利は低下しました。NY金4月限は金利低下、ドル安が押し上げ要因となり前日比12.0ドル高の2054.7ドルと直近高値を上抜ける上昇となっています。ドル建て金価格は生産コスト増による生産減で先高観が相場の下支えになっており2000ドルを維持。終値ベースでの史上最高値は9843円（2/27）であり本日もその高値を上抜く展開となっています。過熱感はありません。

【OSE白金標準先物　日足】

本日のOSE白金標準先物2月限は前日比9円安の4279円（09:09）。国内は狭いレンジでの動きとなっており値動きが鈍くなっています。下振れリスクは少ないものの上振れ期待もやや期待が薄れています。来週、中国で全人代で大きな景気対策が打ち出されるのか…？材料に欠けており手掛かり難。

 

 

 

 

 

 

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