金 米11月CPIでインフレ率鈍化

米株式は4日続伸。NYダウは前日比173.01ドル高の36577.94ドル、ナスダックは前日比100.91ﾎﾟｲﾝﾄ高の14533.396、S＆P500は前日比21.26ﾎﾟｲﾝﾄ高の4643.70。主要3指数揃って年初来高値更新です。昨晩発表された米11月消費者物価指数（CPI）は市場予想通り前年比+3.1％で前月から上昇率は鈍化。米追加利上げは見送られる見通しから株式市場には安心感が広がっています。

【金標準先物　日足】

OSE金標準先物10月限は前日比44円安の9253円で終了し7営業日続落。NY金2月限は前日比0.5ドル安の1993.2ドルでほぼ横ばいでの入電でした。NY金総取組高は昨日の推定で470,119枚とされており47万枚を下回る寸前となっています。12/4に国内外最高値を更新後、値下がりで取組高が減少していますので、全体的には利益確定売りに押されている様子です。今晩の米12月FOMC後の政策金利発表と同時に金利予想（ドットチャート）が注目されます。来年の利下げ見通しは強まっていますが、当局がどの程度の金利予想をしてくるかが焦点。FRBとしては安易に金融政策の変更をすることはないとみられインフレには警戒を残すものの、金利の高止まりが今後の景気悪化につながる可能性も出てくるため市場はどのように判断してくるか見極めです。

【白金標準先物　日足】

OSE白金標準先物10月限は前日比59円高の4320円で終了。出戻り感を強めていますが、NY白金は買戻し主導の上昇となっています。そのため買戻し圧力も継続性には乏しいか…？インフレの鈍化、景気悪化懸念から原油価格が大きく下落しています。中国経済の不透明感が要因のひとつに挙げられますが、白金にも共通する要因だけに需要拡大への期待は薄いと思われます。ドル建てでは950～960ドルが戻りいっぱいとみますが、上抜けた場合は要注意か？

 

 

 

 

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