おはようございます。
カンザス連銀主催のジャクソンホール会合が開幕。これまでタカ派姿勢を続けてきた米FRBパウエル議長の発言が注目されます。講演予定は今晩日本時間23:05~。昨晩FRB当局者からはコリンズ・ボストン連銀総裁が「追加利上げの可能性も残っている」と述べる一方で、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「利上げは十分行った」と打ち止めを示唆する発言がありました。当局者のなかでも見通しはまちまち。米株式は主要3指数揃って反落。新規失業保険申請件数が前週比で減少し長期金利が上昇したことで株は売られました。NYダウは前日比373.56ドル安の34099.42ドル、ナスダックは前日比257.061ポイント安の13463.971、S&P500は前日比59.70ポイント安の4376.31。ドル円は追加利上げの可能性についての言及に反応するかたちで1ドル146円近くまで下振れ。
【金標準先物 日足】
NY金12月限は前日比1.0ドル安の1947.1ドルと小動き。一方ドル高が強まりドル円は1ドル146.15円(11:00)まで円安ドル高が進んできています。OSE金標準先物6月限は前日比30円高の8979円(8:45)で寄り付いた後は円安基調によって堅調に推移し前日比42円高の8991円(11:02)まで上昇しています。OSE金標準先物6月限は8/1に9010円の取引中の最高値をつけていますが、終値ベースの高値はその日の8971円です。8971円を超える終値を本日つけると終値ベースの最高値更新となります。8月中も円安によって高い水準が維持されてきましたが、NY金が買戻しされる展開になりつつあるためレンジが一段上がる可能性が出てきたと思われます。
【白金標準先物 日足】
<NY白金取組高>NY白金10月限は前日比4.8ドル高の943.0ドル。OSE白金標準先物6月限でも200日移動平均線を上抜け、7月中旬の戻り高値水準と面合わせ。OSE白金標準先物6月限は前日比56円高の4352円(8:45)で寄付き、11:23現在4359円で推移。直近戻り高値は4384円(7/20)、終値ベースでは4360円(7/19)が意識されます。今回の上昇では買戻し(ショートカバー)が主導しているとみられます。NY白金総取組高の推移を見ても、これまで安値圏で取組高がピークとなり、その後取組高が減少することに伴って相場が切り返す傾向がみられます。これは投機筋がカラ売りを仕掛け売り込むことで安値をつけ、買い戻すことで相場が反転しているということが言えます。今回の切り返しもこのテクニカル的な要因が大きいとみられます。
セミナー予定
お電話でのご相談は 0120-988-528
0 件のコメント:
コメントを投稿