本日の日銀金融政策決定会合において日銀はYCC(イールドカーブコントロール)の運用柔軟化を決定。これまで長期金利の上限を0.5%として金利上昇を抑制してきましたが、0.5%を超える水準も容認。ただ1.0%を超えないよう無制限に国債を買い入れるとして、事実上長期金利上限を0.5%から1.0%に引き上げました。日銀植田総裁は会合終了後の会見で「正常化に向けた動きではない」との見解を述べています。あくまで現状の政策方針は変わらず、0%程度としている長期金利の誘導水準とマイナス0.1%の短期政策金利は据え置き、2%目標の持続的・安定的な実現を見通せる状況には至っていないとして、粘り強く現行の金融緩和を継続する姿勢を明確にしています。ドル円は日中1ドル141.03円から138.06円まで約3円幅で円高円安上下振れましたが、材料出尽くし感からか夕方以降ドル円相場は落ち着きを見せています。今後についてはYCC撤廃、あるいはマイナス金利政策の解除となっていくのか、より物価動向が注目されることとなります。
【金標準先物 日足】
28日週末のOSE金標準先物6月限は前日比169円安の8725円と大幅に下落して取引を終えました。前日夜間の値動きから上下幅は200円幅以上となり、ボラティリティの高い一日となっています。本日一日の出来高は祝日取引のあった5月を除いては、為替の円買い介入がおこなわれた昨年10/24以来の8万枚超え。当面は円高が警戒される面がありますが、昨日の米経済指標では米国経済の好調さもありドル金利も低下しづらく一方的な『円高ドル安』にも振れづらいと思われます。国内では8900~8700円のレンジが意識される展開か…。【白金標準先物 日足】
円高修正により国内価格は大きく反落。本日28日のOSE白金標準先物6月限は前日比144円安の4179円で取引を終えました。円高への警戒は残りますが、目先一旦材料出尽くし感はあり、コモディティの下支えが試されることになるか…。米追加利上げ観測は決して強くなく年内利上げを予想する見方は多くありません。一部には来年の利下げを指摘する意見も出てきてはいますがFRBが示す通り今後のデータ次第に。4400~4100円レンジが当面意識される展開となりそうです。
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