2023年3月13日月曜日

金 店頭小売価格は9000円を超えて過去最高値

週末の米2月雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想20.5万人増を上回る31.1万人増となりましたが、失業率は3.6%(予想は3.4%)、また平均時給の伸びが小幅となり利上げ観測は後退。ただ市場の注目は米雇用統計よりも前日に伝えられたシリコンバレー銀行(SVB)の問題。10日にシリコンバレー銀行が「資金調達に失敗し身売りへ」と伝えられ、その後経営破綻し米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれると報道で伝えられると一気にリスクオフの動きで株価は急落し米長期金利も急低下。NYダウは前日比345.22ドル安の31909.64ドル、ナスダックは前日比199.467ポイント安の11138.887、S&P500は前日比56.73ポイント安の3861.59。
週明けアジア時間入りには米金融システム不安からドル円は一時1ドル133.52円までドル安が進みましたが、米財務省、米連邦準備理事会(FRB)、米連邦預金保険公社(FDIC)が「SVB全ての預金者保護へ」と共同声明を発表。1ドル135円までドル円は戻し株価も売り優勢の動きが止まりましたが、まだ先行き不透明感が残ります。今晩FRBは非公開の会合を開くとのこと…。

【金標準先物 日足】

米雇用統計では平均時給の伸びが小幅にとどまりましたが、それ以上にシリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻が金融システム不安を募らせリスクオフの動きとなりました。NY金4月限は32.6ドル高の1867.2ドル。今朝の週明けの動きもドル安が進みNY金は時間外で1899.7ドル(07:15)まで上昇しました。米財務省・FRB・FDICが共同でSBV預金者すべてを保護すると発表したことでやや安心感が出ているものの未だ不透明感が漂っています。国内OSE金標準先物2月限は一時8124円(8:59)と年初来高値を更新、前日比64円高の8094円で日中取引を終え、終値ベースでも年初来高値となっています。FEDウォッチでは3月FOMCでの利上げ幅は25bpが98.2%になり利上げ観測は一気に後退しています。利上げなしもわずか1.8%ほどの予想に・・・。15:30現在1885.5ドルまで週末のNY金終値から約20ドルほど上昇しており、NY日足チャートでも遅行線が実線終値を上抜く形になってきていることからも買い優勢の展開が強まると考えます。

【白金標準先物 日足】

NY白金4月限は前日比12.9ドル高の962.2ドル。ドル安の影響からドル建て価格は上昇となりましたが、「金」とは違い株価下落、景気減速への警戒も持たれることから上昇は限定的となっています。本日終値は前日比32円高の4112円。チャート上では遅行線が実線交差に差し掛かる手前で日柄でいくと上抜けるとすれば今週か?もちろん実線に沿って下値を試す可能性もあるところですが、NY白金では200日移動平均線上を維持しており上抜けに期待。

 

 

 

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