金 中国政府の政策に期待 上海ロックダウン解除へ

本日、米市場はメモリアルデーの祝日。
週末の米株式市場は大幅続伸。米4月個人消費支出（PCE）物価指数は前年比+6.3％と高水準でしたが前月の+6.6％から約1年半ぶりに減速したことが確認されました。インフレが鈍化する兆候がみられたことで、急速な利上げを警戒し下落してきた株式市場には安心感が広がり消費財株、IT株が上昇をけん引しました。NYダウは前日比575.77ドル高の33212.96ドルで6日続伸。ナスダックは前日比390.481ﾎﾟｲﾝﾄ高の12131.131で3日続伸、S＆P500も前日比100.40ﾎﾟｲﾝﾄ高の4158.24と3日続伸となっています。インフレ鈍化の兆しから債券も買われ米長期金利もやや低下。また週明けのアジア時間では中国政府の景気下支え策に期待が集まりアジア株が堅調。上海市が6月からロックダウンを解除するなどで全面的な経済活動の再開が期待されているようです。

【金標準先物　日足】

週明けの本日は、アジア株堅調な流れを受けて続伸。米メモリアルデーの祝日となりますが電子取引は取引があり、中国の政策期待から人民元が切り返し上昇。ドルが対主要通貨でドル安に振れていることで、ドル建て金は割安感から相場が押し上げられて1860ドル台まで上昇してきています。OSE金標準は週末の夜間立ち合いでの高値7572円（17:34）を上回り7582円（14:41）まで上昇しています。5/24時点のCFTC建玉明細の投機筋ポジションは6週間ぶりに前週比で買いポジションが拡大。ショートが買い戻される展開となっています。チャートは緩やかに上向きになりつつありそうです。今宵は新月。

【白金標準先物　日足】

白金も時間外での株式堅調を受けて朝からわずかに上昇。レンジ内の中ですが上向きの動き。NYでも約1か月狭いレンジでの横這いでしたので動意づけば大きな動きも期待。

 

 

 

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