米株式は金融引き締めへの警戒感が相場の重しとなり続落。NYダウは前日比313.26ドル安の34715.39ドルと5営業日続落。前日に終値で史上最高値から10%を超える下落となっていたナスダックは前日比186.235ポイント安の14154.020で3営業日続落、S&P500も前日比50.03ポイント安の4482.73で3営業日続落となっています。国内では米株式の下落に加え新型コロナウイルスの感染拡大によりトヨタが国内工場を一部生産停止に追い込まれるなど投資家心理にとってマイナスとなる要因も重なり連日の直近安値更新の動き。ドル円は114円を割り込みリスク回避による円高の動きなっているとみられます。
【金標準先物 日足】
昨晩の夜間立ち合いで6772円(22:34)まで上伸したもののドル円が米株式の下落によりリスク回避の円買いが進んだとみられ円建て価格は下押しの動き。また日中も株安、円高への警戒感から昨日の反動安が警戒され午前中6703円(10:14)まで売り込まれました。ただ午後に向けては売り一巡後に落ち着きを取り戻してきた様子で終盤に今朝の寄付き6729円(8:45)を回復してきています。NY市場では19日総取組高が55万枚まで増加してきており、インフレへの警戒による手口が増えてきているように思われます。【白金標準先物 日足】
前日の上昇から勢いが続き夜間立ち合いで3838円(22:36)まで上昇。ただ夜間取引終盤に米株安、原油安の影響からか上げ幅を削り、今朝からの国内日中取引では一時3717円(10:12)と前日比32円安まで下落。国内の株安・円高が大きく影響した動きとなりましたが午後に向けて持ち直し売りも一巡した様子。昨日発表されている大阪取引所投資部門別建玉内容では先週末の14日時点では法人玉の売りポジションが拡大していたことが確認され、昨日の動きで20000枚を超える出来高の中で国内総取組高が2000枚の減少していたことを踏まえると、法人玉の買戻しが促されたと思われます。新値足は本日で5本目の陽線が立つ見込みでまだ相場は若い段階と考えると昨年11月の4000円超えを目指す可能性は高いか?
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