2022年1月5日水曜日

金 ドル円116円台2017年1月以来

おはようございます。

米株式では年初2日目もNYダウは続伸し史上最高値を2日連続で更新。NYダウは前日比214.59ドル高の36799.65ドル。長期金利上昇で金融株が買い優勢の展開。原油価格の上昇でも石油関連株が上昇し、また景気敏感株中心に買われた様子。一方、ナスダックは前日比210.081ポイント安の15622.718、S&P500は前日比3.02ポイント安の4793.54。ハイテク株から景気敏感株へのシフトがみられます。オミクロン株感染者が急増していますが重症化リスクが低いとみられており株価への影響は軽妙。昨晩発表されたISM製造業景気指数も前回値61.1から予想の60.0をさらに下回る58.7と悪化しましたが大きな影響はありませんでした。米長期金利上昇で金利差拡大からドル高円安が進んでいます。昨年11月25日の115.45円/ドルを超えたことでチャートでも一段上抜けたかたち。昨晩は2017年1月以来の116.33円/ドルまで上昇。以前米国が利上げを段階的におこなっていた2016年12月16日には円相場は118.39円/ドルまでありましたのでチャート上意識されるところとなりそうです。

【金標準先物 日足】

< 大阪取引所 金 投資部門別建玉内容 >
NY金は前日の値下がりからの反動高もあり前日比14.5ドル高の1814.6ドル。ただドル高円安の進行で円建て価格は押し上げられるかたちとなり今朝の日中立ち合い寄付き(8:45)は6760円と前日比57円高でのスタートとなっています。昨年指摘したように11/24の140円安の下落をみせた日の夜間取引での価格帯は6750~6640円で、日中立ち合いでの窓を埋めてきたことになります。6750円以上には抵抗があり以下はまだ値動きの軽い価格帯とみられます。遅行線は実線を上抜き俄然買いが優勢の流れとみますが、一時的な押しも可能性もありますので、バランスをみながらポジション取りを考えていくのがベターか?国内取引はようやくまた個人の買いが出始めてきている様子。買い余力はまだ十分ありそうです。

 【白金標準先物 日足】

< 大阪取引所 白金 投資部門別建玉内容 >
NYダウにて景気敏感株が買われる流れから白金も追随買いが出やすい環境になってきているかもしれません。日足チャート上、本日遅行線が実線を抜きかけるところとなり、一足先に上抜けた「金」のような上昇を期待しています。ただ白金は11月からの値下がり道中に個人の買い越しが拡大しており、すでに買いポジションを取っている個人は少なくないとみられ因果玉整理売りをこなしながらの展開になるとみられます。勢いが出るには法人玉の買戻し圧力次第。白金の1月アノマリーにも期待したいところです。


 

 

 

 

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