おはようございます。
週末の米株式は続伸。先週3営業日急落した反動高の動きを見せています。インフレ懸念が強まり嫌気していた株式市場でしたが、14日に発表された米4月小売売上高が前月比±0.0%と市場予想を下回り、また他の経済指標についても景気回復の伸び悩みが確認されたことで金融緩和政策が継続されるとの安心感が戻りました。また米疾病対策センター(CDC)が発表した新たなガイドラインで経済正常化への期待が高まったことも要因とされています。
【金標準先物 日足】
米4月小売売上高が低調となり米長期金利が低下。緩和政策が当面維持される見通しから対主要通貨でドル安が進んでいます。NY金中心限月6月限セツルメントは2日続伸し前日比14.1ドル高の1838.1ドル。高値は1847.1ドルと直近高値を更新しています。週末に発表されているCFTC建玉明細では投機筋の買いポジションが拡大し資金流入の動きが出てきている模様。今朝の日中立ち合いでは寄付きから高い気配のまま6496円で寄付き年初来高値を更新し昨年11月以来の6500円台乗せ。まだ相場は若い段階とみられます。
【白金標準先物 日足】
株式市場の反発、「金」の上昇を見ながら高い水準を維持していますが、まだ今ひとつ伸びきれず。半導体不足による自動車生産の停滞で需要が伸びきれていないのも上値を抑制しているのかもしれません。ただこれもスタートライン手前に位置しており、スタートを切ると上昇の勢いが強まるとみています。
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