金 英EU離脱4年半を経て交渉妥結

 メリークリスマス

米株式は小幅に続伸。クリスマス休日前の短縮取引でしたが英EUの自由貿易協定（FTA）の合意が正式に発表され相場を下支えしました。NYダウは前日比70.04ドル高の30199.87ドル、ナスダックは33.62ﾎﾟｲﾝﾄ高の12804.73、S&P500は13.05ﾎﾟｲﾝﾄ高の3703.06。ただトランプ大統領が個人給付の増額を要求し下院が法案修正を試みましたが与党共和党の反対で否決。追加経済対策と一体化している政府予算案にトランプ氏が29日までに署名がなければ政府機関の一部閉鎖の可能性もありやや不透明感を残すかたちで株価の上値も抑えられた様子。

 

【NY金　日足】

小幅続伸。欧州時間やや上値の重い展開が続きましたが安値は1873.1ドル（23:23）に留まり英EUの交渉妥結が公式に伝えられるとドルは対主要通貨でドル安に傾き金価格も上伸。取引終了間際に1887.4ドル（3:20）に高値をつけています。中心限月2月限セツルメントは前日比5.1ドル高の1883.2ドル。総取組高は前日の12/23現在で561,816枚で再び増加。再度1900ドル乗せに向かう流れと考えます。

 

【金標準先物　日足】

夜間立ち合いではクリスマス前日ということもあり小動きで出来高も少なく高値は6284円（3:20）まで。週内はドル建て価格は市場が動かず材料難。日足テクニカルでは上下の分岐点となるポイントとみています。英EU交渉も妥結され、目先の材料は米追加経済対策法案の成立と世界各国に広がる新型コロナ変異種に対する警戒。概ね追加経済対策は成立の見込みであることからも週明けの市場は株式市場を中心に再びリスクオンが強まると考えています。一目均衡表の雲を抜ける形になると勢いも強まりそうです。

 

 

 

 

 

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