おはようございます。
米株式は反落。NYダウは前日比105.07ドル安の30068.81ドル。ナスダックは243.82ポイント安の12338.95でダウ、ナスダックともに値下がりしました。序盤は英国でワクチン接種が開始され、近く米国でも承認から接種開始 となる見通しからリスクオンムードが先行しましたが、同時に利益確定の動きもみられたようです。また追加経済対策をめぐり、米共和党・民主党の不協和音が伝えられ年内合意が難航する懸念から下落に転じています。
【NY金 日足】
ドル建ては3日ぶりの反落。アジア時間では昨日朝の1875.9ドル(9日8:00)が高値となりほぼ終日下落基調。中心限月2月限セツルメントは前日比36.4ドル安の1838.5ドル。時間外で安値1828.2ドル(3:59)まで下げており、現在は1840ドルを回復しています。昨日中国でのCPIが低調となっていたこともまだ世界経済がデフレ状態から抜け出せないといった見方が強まる内容として捉えられたのかもしれません。また昨日はワクチン接種開始が金の安全資産としての魅力が後退したとするコメントも他では多いようですが、昨日も指摘したように米実質金利低下で株式と連動するようになってきていることからすると、昨晩は株式の反落が「金」にも波及したのでは?と考えています。ただ米実質金利の低下傾向は続いているため「金」のベクトルはまだ上向きと判断しています。
【金標準先物 日足】
夜間立ち合いでは6131円(3:59)まで下落。追加経済対策を巡る協議の進展に不透明感が高まったことからリスクオフの動きとなりドル安が反転、ドル高の動きが強まり「金」が押し下げられ株式の動きと連動する下げとなっていました。ただアジア時間入り後は買い戻されている動きとなっており今朝日中立ち合い寄付き6161円(8:45)から現在6189円(12:02)まで回復しています。6180~6140円は先週の日中立ち合いで団子となっている価格水準。この水準は維持するのではないかと考えます。今晩はECB、米つなぎ予算は明日が期限となっています。
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