2020年9月30日水曜日

金 大統領選TV討論会をむかえる

 おはようございます。

米株式は4日ぶりの反落。民主党ペロシ下院議長とムニューチン財務長官との与野党協議がおこなわれていますが民主党の提示する約2.2兆ドル規模の追加経済対策法案の成立への期待は後退しており、また本日日本時間AM10:00からの大統領選TV討論会を控えて様子見ムードが広がりました。NYダウは前日比131.40ドル安の27452.66ドル、ハイテク株中心のナスダックも前日比32.28ポイント安の11085.25で引けています。その他、欧州では英・EUの離脱に関する通商交渉第9回目がおこなわれています(~10/2)。英ジョンソン首相が10/15までに結論を出すとしておりマイナス金利導入を否定し上伸したポンドも揺れ動きます。

 

【NY金 日足】

2日続伸。中心限月12月限セツルメントは前日比20.90ドル高の1903.2ドルでセツルメントでは5日ぶりに1900ドル台を回復。安値はアジア時間帯の1880.8ドル(14:31)でそのまま堅調に推移しNY本セッション終了直後の時間外で1904.8ドル(02:56)の高値となっています。NY総取組高は9/28現在562,051枚で前日から3,023枚の増加。昨日取組高減少をお伝えしましたが限月別に細かく見た場合、減少しているのは今月で終える10月限の取組でした。中心限月12月限は1950ドル割れで若干減りましたが1900ドル割れで再び増加しています。換金売りで下げたと言われましたが、実際のところ大きく取組高は変わっていないところからすると新規の売り込みも増えていたことが推測されます。売り込んだ分のショートカバーが誘引されれば1950ドルを目指す反発になる可能性もありますが、これまでと比べて下押し圧力も出てきていることから、この1900ドル前後で再びせめぎあいとなることが考えられます。これから(10:00)から始まるTV討論会での反応がどうなるか?

 

【金標準先物 日足】

9営業日かけた下落から反発し5本目。一目均衡表の雲が6466円にあり今朝の寄付き直後の高値6462円はその寸前の水準。転換を示すテクニカル的なものもまだ出ておらず、早めに転換を示しやすいMACDのゴールデンクロスもないため、相場はまだ下向きと判断しています。今週のポイントは米追加経済対策法案の行方と見ますが…。

 



 

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