おはようございます。
昨晩の米株式は再び反落、NYダウは前日比525.05ドル安の26763.13ドルで今月終値での安値更新。ナスダックも前日比330.65ポイント安の10632.99。ハイテク銘柄が下げを主導しています。昨日はFOMCメンバーらの発言がありました。前日にエバンス・シカゴ連銀総裁は前日タカ派的な発言をしましたが、火消しに回る発言。数人のメンバーは財政支援、QEが必要といったハト派的な発言が多く見られましたが、米パウエル議長は議会証言で「考え得る措置は全て実施した」とFRBとしての出尽くしを示唆する内容。大統領選を控えて与野党が対立している議会に対して財政出動が必要と訴えかける姿勢であり、市場も催促するかのようにドルは買い戻され国債利回りも小幅ながらに上昇への動き。
【NY金 日足】
3日続落。中心限月12月限セツルメントは前日比39.2ドル安の1868.4ドル。本セッション終了後も時間外で下げが続き1856.0ドル(4:04)の安値をつけています。アジア時間入り後も1855.1ドル(8:36)までつける軟調な動き。7月の1800~1850ドルレンジの水準にタッチしてきましたが、要因は当面の追加緩和及び財政出動への期待が削がれたところにあるとみられます。日足チャートでも一目均衡表の雲を割り込みチャートは下向きを示しておりどこで下支えが強まるか?1800ドルが節目とは考えますが、取組高や金ETF残高での調整もないとなかなかアク抜けせず反転しにくくなる可能性も。週足では5月末から高値まで10本、今週は高値から8本目で時間的には来週・再来週まで要するのかどうか…?【金標準先物 日足】
昨日で一目均衡表の雲を割り込み日足チャートはさらに悪化しているとみています。他の貴金属相場も下げ生産国となる新興国通貨も対ドルで下げており、余計にドル高傾向が強まりドル建て価格には重し。昨日は8月の高値からの急落以来の一日の下げ幅となり値頃買いが出やすくなりがちですが相場は明らかに下向きのため売り方が優勢と考えます。今朝6288円と7月以来の6200円台となりましたが、下降トレンドが形成されると8月急落後6412円から6842円への戻りの倍返しで6000円を割り込むことも意識されることがあるかもしれません。逆張りはまだ要注意…。
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