米株式市場の連休明けは続伸。NYダウは前日比459.67ドル高の26287.03ドル。ナスダックは226.02ポイント高の10433.65ポイントで史上最高値を3日連続更新。週明けの中国株式市場が大幅高となり世界的なリスク選考ムードが高まっているようです。昨晩発表された米ISM非製造業景況指数も57.1と2月以来の水準となり数字上はコロナショック前の景況感を取り戻しています。ただ依然として米国南部、西部のコロナ新規感染者は最多を更新しており感染再拡大への懸念も残っています。
【上海総合指数 週足】
上海総合指数ではコロナ発生直前の年初高値を通り越し2019年高値をも上回る急騰。人民元も対ドルで上昇をしており新興国や欧州景気への影響が大きくなるものとみられます。
【NY金 日足】
株式市場が上昇する中、金は新規感染者の増加で安全資産需要が高まりから小高い動きでセツルメントは前週末比3.50ドル高の1793.50ドル。東京時間でも1796ドル推移で高寄りの動きで1800ドルを伺う気配となっています。ただ株式市場の上昇に対してはやや上値が重たい様子。今朝未明に発表されたCFTC建玉明細では6/30現在でロング328,942枚(前週比20,483枚増)、ショート62,272枚(前週比5,770枚増)で差し引きネット266,670枚(前週比14,713枚増)の買い越し。
【東京金 日足】
夜間立ち合いでは株高の流れからドル安が対主要通貨で進行。ドル安を背景にドル建て金価格が上昇しNY株式開始直後22:45に6174円(前日比33円高)まで上昇。その後株式市場ではリスク選好ムードが広がり金は伸び悩みました。東京市場朝8:45の寄付きは6167円でスタート。取引開始から6170~6160円の狭いレンジでの動きとなっています。日本の株式市場は前日に中国株上昇を見て上昇していたため本日は利食い売りに押されている様子でドル円もやや円高気配となっています。世界的なリスク選好ムードではさすがに1800ドルでは上値が重いと見られ、東京金も円高があり上値が重い様子。
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