米株式はまちまちの展開。NYダウは前日比10.50ドル高の26085.80ドルと小幅続伸。新型コロナに対するワクチン開発への期待が相場を押し上げましたが、一方ハイテク株の多いナスダックでは4営業日ぶりの反落し226.60ﾎﾟｲﾝﾄ安の10390.84。米製薬ファイザーと独バイオ医薬品ビオンテックが共同開発中のワクチンが優先審査の指定を受けたことを好感し実用化への期待が高まりヘルスケア株が買われ、これまでコロナ渦のなかでも成長を続けてきたハイテク株は利益確定売りが先行した様子。
【NY金 日足】
週明けのアジア時間から反発し堅調な動きでしたが昨晩1818.8ドル（22:45）を高値にしてNY株式がコロナワクチン開発への期待から買いが先行すると頭の重い動きに。株式市場取引時間終盤にカリフォルニア州の屋内施設閉鎖の報道を受けて株価も下落。そのまま対主要通貨でドル高の動きとなりNY金もやや下落基調で1800ドル割れを試しています。昨晩はコロナ感染拡大が下げ材料に捉えられています。これにより対主要通貨でドル高（リスクオフ）だとNY金にとってはマイナス要因となりますが、逆にワクチン開発への期待が高まる動きとなるとリスクオン（対主要通貨ドル安）となりNY金の押し上げ要因になりやすい状況。1800ドルを固められるかどうか…。
【東京金 日足】
夜間立ち合いで6253円（22:23）の高値からは伸び悩み6250～6230円レンジでの動き。今朝8:45は6218円安寄りスタート後も6193円（10:04）まで続落の動きとなっています。ドル円ではあまり変化がありませんが、対主要通貨でドルが株安の動きと合わせてドル高の動きとなっており、107円台のドル円も「円」が「ドル」同様にリスクオフで買われると再び106円台の可能性もありか？当面ドル建てが1800ドルを上下する動きが予想されます。東京では一目均衡表の転換線が6187円にあり下押しの目安。ただ先週の106.80円を下回る円高の場合は6100円割れまでの深押しも警戒。
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