ドル円が106円台へドル安円高が進んでいます。米FOMCにおいてFRBがイールドカーブコントロールを導入するのでは?との観測が出ており、米長期金利低下の流れから円買いドル売りの傾向が強まっていました。今朝3:00のFOMC声明発表では2022年末までゼロ金利を継続させる方針が示されましたがイールドカーブコントロールについての言及はなく、米パウエルFRB議長会見で今後も議論を続けるとされただけでした。数字上大幅な改善となった米失業率については失業を十分に反映していない可能性があるとして引き続き労働市場については警戒感を示しています。
米株式は続落。FOMC声明でゼロ金利長期化を受けて一時前日比プラス圏まで戻りましたが米パウエルERB議長会見では景気の先行き不透明感が強調され反落し、前日比282.31ドル安の26989.99ドルで引けました。一方のナスダックは連日の過去最高値更新となり前日比66.60ポイント高の10020.35と終値で初の10000台に乗せています。
【NY金 日足】
米FOMC前までは1720~30ドル台で終値セツルメントは前日比1.2ドル安の1720.7ドルとなっていましたが、FOMC声明発表を受けて米長期金利の低下、ドル安が進み時間外で1749.8ドルまで上昇。ゼロ金利が2022年末まで長期で続くことを好感し続伸の動き。ボリンジャーの中心線となる20日加重平均線は1726.6ドルにあり、9:10現在は1745ドル前後で推移。これまでの持ち合い上限付近での動き。SPDR金ETF残高は5日ぶりの増加となり前日比4.90トン増の1129.50トン。
【東京金 日足】
夜間立ち合いではNY時間から軟調地合いの動きでしたが、3:00のFOMC声明発表でドル円が急落したことで一時5914円(3:01)の安値を付けた後、ドル建て価格上昇に連れて5984円(5:00)まで上伸。朝寄付きはドル円が106円台でのスタートで5970円(8:45)から始まっています。本日はユーロ圏財務相会合が開かれ欧州委員会が提案した新型コロナウイルス復興基金案(7500億ユーロ)の協議が行われる予定。協議が進み18-19日のECB理事会で承認されると先週のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)追加枠と同じ規模の資金供給策となり、リスクオンムードが継続するのであれば株価上昇の材料になる可能性も。FOMC声明の内容は株式市場にとっては楽観視できる内容ではありましたが、パウエル議長が景気先行きへの警戒感を示しブレーキをかけリスクオンムード過熱化を抑えた印象。株価が警戒感を強めると金は上昇しやすいかもしれませんが、株価上昇の勢いはまだ衰えていないと考えると金はまだ上値が重いとみるのが妥当かもしれません。
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