米株式は前日の下げから急反発。米ボーイング社の運航再開が期待され航空関連株が大きく上昇。またFRBが企業向け緊急資金支援の一環である新発社債の買い入れ開始を発表。またFRB議長も議会証言の中で感染第2波が懸念され先行きは極めて不確実性が高いとしたものの景気が「想定よりも早く重要な新段階に入った」として米国経済の底入れを示唆。ドル円ではリスク選考から「円を売ってドルを買う」動きとなり107.80円台まで円安ドル高が進んでいます。
【NY金 日足】
週明け29日の中心限月8月限動きは前週比0.90ドル高の1781.20ドル。高値はアジア時間開始直後につけた1799.10ドル。ドル建て価格は1800ドル前にして足踏みしています。先週から総取組高が増加傾向で26日時点の総取組高は546,983枚で3/25以来の54万台。先物市場に投機資金が入っている表れで、投機買いが勢いを増すか?それとも重しになるか?感染拡大などの懸念で株式市場がさらに低迷していくと増加した取組が重しになりそうですが、株式市場が堅調さを取り戻した場合は代替投資需要の拡大の可能性も…。
【東京金 日足】
夜間立ち合いで23:50に6145円をつけ、5/19高値6133円以来の新高値更新。ドル円が107.88円まで円安ドル高に振れた時点での高値となりました。前日終値ベースで初めて6100円台で終え、その後の上昇余波が続いている様子。相対力指数(RSI)では4月5月の持ち合い高値の水準となりますが、NYでの上昇に勢いが増すと一段高の可能性も警戒が必要となります。フロアポジションでは新規買い意欲は高値警戒から強くありませんが、新高値更新のため売り方が劣勢。108円を超える円安は強いリスクオンムードにならないと難しいと考えられ、円安による上昇は限定的と考えます。ただNY金の1800ドル越えとなると投機買いが拡大する可能性を考えておく必要がありか?
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