米株式は株式先物取引・株価指数オプション取引・個別株オプション取引の取引期限満了日を迎える「トリプルウィッチング」で値動きの荒く、取引開始当初は中国が米国産農産物購入拡大の報道から米中対立の緊張緩和期待で上昇。しかし午後になりアップルがアリゾナ、フロリダ州など感染拡大が懸念される地区の店舗を閉鎖するとの報道から「第2波」への警戒が広がり反落。NYダウは前日比208.64ドル安の25871.46ドルで取引を終えました。一方ナスダックは取引開始時は10000ドル大台を回復し10053.91の高値まで上昇しましたが6/10高値10086.89までは達せず、終値では反落し6営業日続伸の3.07ポイント高の9946.12で終えています。
【NY金 日足】
週末のNY金は感染拡大第2波への警戒が安全資産購入の動きを強め上伸。8月限のセツルメントは前日比21.90ドル高の1753.00ドル。週明けの今日、アジア時間からもさらにドル建て価格が勢いを続け午前中1776.7ドルまで上昇。午後に入り現在1767ドル近辺の動きですが、NY金の終値ベースでのこれまでの高値が4/14の1768.9ドルであり一段の勢いが再燃する可能性もあり警戒域。SPDR金FTE残高は5日連続横這いから5日ぶりに+23.09トンと大きく増加。
【東京金 日足】
東京金は今朝8:45寄付き5995円で取引開始。NY金時間外での上昇をみての動きとなっています。週末20日オクラホマ州大会で「(検査をすると感染者が増加するため)検査の数を減らす」と発言したことが感染拡大への警戒心を高めているようです。本日はチャート上前回の高値が26営業日前にあり「波」のタイミングと当たるところ。持ち合い上限か、それとも上抜け開始のサインかは判断の難しいところです。
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