多くの報道の通り米トランプ大統領は6/12に予定されていた米朝会談の取りやめを表明しました。北朝鮮が米国に対する挑発的な言動により会談をおこなうのに適切ではないとの考えを示しました。昨晩は北朝鮮が国内の核施設の爆破を外国報道陣に公開し、米朝会談に向けて着々と事が進んでいるかに思えましたが、その後米国側からの中止表明。米軍の準備もあるとし、また新たな制裁も検討しているようです。一方、今朝北朝鮮高官は対話の用意があるとしており、まだ交渉は続くと思われます。
米株式は反落。朝鮮半島リスクの高まりで急落。前日に表明した輸入自動車に対する関税の問題も先行き不透明な見方が広がりました。しかし取引後半は軍事関連株や米自動車関連株が買われ、NYダウは一時約280ドル下げた場面がありましたが前日比75.05ドル安の24811.76ドルまで戻しています。ドル円は米朝会談中止の発表を受けて一時109円割れまでドル安円高が進んでいます。米長期金利は債券買いが優勢の展開で低下。米10年国債利回りは2.98％。
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