米国トランプ大統領が税制改革案について26日に公表すると発表し、地政学リスクなどで冷え込んでいた株式市場は息を吹き返しました。更に法人税率を35%から15%へ減税を指示と伝えられたことで昨晩の米株式は続伸。NYダウは前日比232.23ドル高の20996.12ドル。一時一ヵ月半ぶりに21,000ドルの大台に乗せています。因みに最高値をつけた3/1はトランプ大統領の議会演説がおこなわれた日です。ドル円もリスクオンが強まり111円台前半。米長期金利は上昇。米10年国債利回りは2.34%。
【NY金 日足】
NY株の上昇でリスクオンムード。リスクオフで買われていた「金」からは資金が流出の動き。SPDR金ETF残高は25日時点前日比5.92トン減少し854.25トン。先週4/18時点の投機筋買い越しポジションが5週連続増加のピークになっていることが推測されます。NY株、ドル高は上昇ペースが速すぎると考えていますが、一度調整入りしている可能性もあり目先は1,250台を視野に。予想レンジは1,275~1,250ドル。
【東京金 日足】
国内は直近高値を更新してきました。本日は「NY金」安「ドル」高。チャートは緩やかな上昇基調に変わりはありません。ただ個人的には「NYダウ」に注目しています。ダウがチャートで言うと「二空」の上昇になっており短期的に反落リスクがあると考えます。前回NYダウ21,000ドル台高値をつけたのがトランプ大統領議会演説があった3/1。このときダウは「威風堂々」とした大統領演説に感銘を受け新しい政権への期待が最高頂に達したときでした。このとき「金」は株高に押されその後株価が下落したにもかかわらず、「金」も一週間ほど低迷しています。東京金は1~2週間で4,550円から4,400円近くまで約150円ほど下落しています。深押しは想定していませんが、ポジションを軽くしておいても良いのでは?予想レンジは4,510~4,470円。
【東京白金 日足】
中段持ち合いで下抜け前と見方は変わらず。NYダウの上昇にもついていけないのはやはり相場が弱い証拠と考えます。円高に振れたとき下抜けるか?予想レンジは3,440~3,370円。
【東京ドバイ原油 日足】
米石油協会(API)発表の米週間原油在庫は前週比89万7000バレル増の5億3250万バレルで市場予想に反しての増加でした。7月以降のOPEC加盟国・非加盟国との協調減産の延長についてはロシアが難色を示しているようです。予想レンジは36,300~34,500円。
【東京ゴム 日足】
テクニカル上、買戻しがしばし続く流れか・・・。
【東京とうもろこし 日足】
降雨予報で買い戻されました。東京市場は大きく反発しました。元々東京は下げ過ぎだったと考えていますが・・・。ただ本格的な上昇ではなく下げ局面での逆張り買いでないとなかなか・・・。
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