2014年3月14日金曜日

株価急落で「金」は?

おはようございます。
天気は曇り空で雨はあがっています。生暖かい空気ですがこれが春の暖かさ。

米経済指標の新規失業保険申請件数、小売売上高は景気回復を示す内容となりましたが、反応は限定的で、中国の景気減速懸念、また週末クリミアで行なわれるロシア編入についての住民投票を前にしたウクライナ情勢の緊張からリスク回避の動きに押され、株式市場は急落。NYダウは231ドル安。ドル円も大きくドル安・円高の動きとなり、101.60円台へと下落しています。
海外商品市場は逃避買いにより、NY金・NY白金・NYパラは小幅続伸、NY銀・NY銅は下落、北海ブレント原油も0.63ドル安と株式市場に連動した下げとなっています。穀物はまちまち。

「NYダウ」は12日EMA、26日EMAを引値で大きく割り込み、MACDは下落。シグナル線とデッドクロスしました。ストキャスなどを加えて見て、下げを決定づけるにはあと一手下げがほしいですが、「NYダウ」のMACDでは比較的ダマシは少ないので、おそらく本格調整入りと考えます。S&P500でもMACDはデッドクロス。
「ドル円」はドル安・円高の動きになりましたが、今のところ2月のレンジに舞い戻っただけです。株価との連動性を考えると当然更なる円高も想定されますが、株価・商品に比べボラティリティが低く、方向性はあまりでないのではと考えています。102円を挟んで上下1円の動きでしょうか。

『金』について、「NY金」は依然として高い水準を維持しています。昨日1,370ドルを抜け、再びゴールデンクロスをしています。本日「東京金」は1円近い円高を受けて下がる換算です。『金』投機資金の逃避先となっているため、まだ突発的要因で跳ね上がってしまう可能性は十分あります。円高への動きがレンジを抜けるものであれば、国内はその恩恵を受け、値下がる局面もあるかもしれませんが、ドル円の動きが限定的となると、ドル建ての「NY金」の動きをそのまま反映してくることになります。昨日も指摘したとおり、引き続き株安・金高の展開を予想します。

「石油」も軟調、底入れ確認までは売りポジション維持で考えています。





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