2014年2月12日水曜日

想定外


米国各州政府は所得税や販売税などをそれぞれ州の重要な財源としています。景気の順調な回復でこの税収が想像以上の伸びを見せ、降ってわいたボーナスの使い道を巡って議論になっています。ウィスコンシン州では歳入が見通しより900億円以上多くなり、知事はこのうち500億円余りを財源に所得税率などの1年半引き下げを打ち出しましたが議会は慎重な姿勢を示しています。2013年の税収が想定を超えた州は37に上り、各州の歳入はリーマンショック前のレベルにほぼ回復しています。他の州でも教育やインフラの投資に使う、または景気後退の日に備えて基金に積み増すなど、使い道を巡って活発な議論が行われています。ただ専門家はこの思わぬボーナスの使い道には慎重になるべきだと指摘しています。

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